桃谷順天館が高校生向け職場見学を実施
大阪府大阪市に本社を置く株式会社桃谷順天館が、教育の場において「体験型進路学習」を通じたグローバルな人材育成に取り組んでいます。2025年7月7日には、大阪府立高津高等学校の1年生5名を受け入れ、化粧品業界の魅力や働くことの意義を実感してもらうプログラムが実施されました。これは、桃谷順天館が教育委員会指定のGLHS(グローバル・リーダーズ・ハイスクール)事業に賛同し、2018年から続けている支援活動の一環です。
体験型進路学習とは
このプログラムでは、高校生が小グループに分かれ、職業研究をした後に企業を訪問。そこで、実際の社員とディスカッションを行います。最終的には、学んだ内容をまとめたプレゼンテーションを学校内で発表し、「社会で働くこと」への理解を深めます。これにより、学生は働くことがどのようなものなのかをリアルに感じられるでしょう。今回のプログラムは、桃谷順天館の大阪本社で実施されました。
実施プログラムの内容
プログラムは以下のように進行しました:
1.
自己紹介と化粧品の紹介
学生たちはまず自己紹介を行い、桃谷順天館が製造している化粧品の特徴について学びました。
2.
講義
「140年続く化粧品会社って何してるの?」というタイトルの下、化粧品がどのように生まれるのか、一連の流れや使命についてプレゼンテーションが行われました。企画開発から研究、製造、営業に至るまで、各工程の役割が詳しく説明され、学生たちの理解を深める内容になっていました。
3.
社員とのディスカッション
その後、学生5名と当社の社員3名による座談会が行われました。生徒たちからは「働く上で一番大切にしていること」や「やりがいについての質問」が飛び交い、活発な意見交換が実現。社員たちもZ世代の化粧品に対する意識について積極的に質問をし、双方向の充実した対話が繰り広げられました。
4.
社内見学
最後に、本社の各施設を見学し、実際に働く社員の姿を間近で見ることができました。この体験を通じて、学生たちは仕事に対する姿勢や情熱を感じることができたのです。
高津高等学校とは
大阪府立高津高等学校は、2008年から文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)として活動し、2011年には大阪府グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)の指定も受けている教育機関です。文系・理系双方に対応した専門学科を設置し、広い視野を持つ人材を育成しています。
多様なバックグラウンドを持つ桃谷順天館
桃谷順天館は、1885年に創業され、140年以上にわたり美と健康の追求を続けてきた化粧品メーカーです。これまで培った技術と品質をさらに進化させ、国内外で価値ある「美」を提供し続けています。その活動の一環として、次世代を担う人材育成にも力を入れており、今後もこうしたプログラムを通じて社会貢献に取り組むことでしょう。
このように、桃谷順天館は高校生に具体的な職業体験を提供し、働くことの重要性を理解してもらうことで、グローバルな社会で活躍するための基盤を築く手助けを行っています。