ミラノ・Esxence 2026
2026-06-22 11:42:08

ミラノで開催されたニッチフレグランスの主要祭典「Esxence 2026」レポート

エクサンス2026:香りで世界を感じる



2026年の6月、ミラノで開催された「Esxence(エクサンス)」は、香水の魅力を通じて文化や人とのつながりを探求する世界最大級のニッチフレグランス祭典です。

このイベントには、40カ国以上から400以上のブランドが集まり、20,000人以上の来場者が訪れました。今年のテーマは「Sensing the World(香りで世界を感じる)」で、熱気あふれる参加者が会場を埋め尽くしました。

日本初のニッチフレグランス専門店、NOSE SHOPの挑戦


NOSE SHOPは、かつて香水が乏しかった日本市場に新しい風を吹き込む革新的な存在です。その代表である中森友喜は、今回のカンファレンスセミナーに日本人として唯一出席し、日本の香水市場を世界に発信するという重要な役割を担いました。彼は日本の文化やNOSE SHOPの取り組みを紹介し、香水市場の未来について熱く語りました。

拡張し続けるニッチフレグランス


Esxenceは2009年から続く伝統あるイベントで、今年は400以上のブランドが展示されました。特に興味深いのは、108ブランドが初参戦し、約30%が30歳未満の若者で埋め尽くされたことです。これは、香りがますます若い世代に広がっていることを示しています。

セミナーでは、ニッチフレグランス市場が進化を遂げている一方で、名刺のような存在であることから如何に脱却するかが語られました。香水の選び方や試す機会が重要視される中で、実際に香りを体験することやブランドの背景を知ることが今後の市場で求められる価値になりつつあります。

注目の香調トレンド


今年の注目トレンドは「ネオグルマン」、「ティー」、「スキンセント」。

  • - ネオグルマン:従来の甘い香りから、質感や温度感を意識した香りの展開が進んでいます。これにより、従来のグルマンがより洗練された印象になりつつあります。

  • - ティー:色々な地域のティーをテーマにした香りのトレンドも人気で、地域性に根ざした香りが増加しています。日本の緑茶や抹茶を使った香りの表現が目立ちます。

  • - スキンセント:強く香ることが求められる一方で、肌に寄り添う香りへのニーズも高まり、心地よさが重視されています。

アジア市場の拡大


アジアのブランドが多く出展したことも特徴で、韓国や日本などが注目されています。これにより、香水がヨーロッパ中心から多極化する流れが見えます。各国の文化を取り込んだユニークな香りが今後の市場でさらに発展していくと考えられています。

Z世代の香りと本物への関心


TikTokなどのSNSは香水に新たな視点を与え、若い世代の関心を引いています。彼らはヴィンテージやヘリテージにこだわり、その背景やストーリーを大切にしながらブランド選びを行います。このトレンドは、「本物」を求める動きと深く結びついています。

新しい視点「スローパフューマリー」


また、「スローパフューマリー」という新たな視点も注目されています。これは香水の価値を見つめ直し、単に流行に乗るのではなく、香りの背景や歴史を知り、時間をかけて楽しむことを意味しています。

NOSE SHOPの今後の挑戦や、香りの新しい楽しみ方を提案し続ける姿勢は、おそらく日本の香水文化にさらなる革新をもたらすことでしょう。さらに、彼らはグローバルな舞台でも影響を与え続けることが期待されています。NOSE SHOPは、香りを楽しむことができる新たな文化を創造し、世界中の人々に香りを広めていく重要な存在であり続けるでしょう。


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