子どもたちが創る！鳴門市の新たな名産品プレゼン大会レポート

子どもたちの創造力が光る！鳴門市プレゼン大会

2025年11月21日、徳島県鳴門市にて、地元の子どもたちが参加するプレゼン大会が行われました。このイベントは、地域の新たな名産品を生み出すことを目的としたもので、地元の名産「梨」を素材にした創作パンの提案が行われました。参加したのは、子ども第三の居場所「鳴門拠点」と「ふれあいハウスりぼん」のメンバーたちで、なんと15名の応募者の中から選ばれた6名が最終プレゼン大会に挑みました。

子どもたちが直面した課題

子どもたちはまず、名産品である梨の生産過程について学び、その背景にある生産者の思いや苦労を理解しました。また、梨が天候などの影響でB級やC級になることがあることを知り、それでも味は変わらないということを学ぶ重要な体験となりました。

創作パンへの思い

子どもたちは、自身が考えた子ども向けに食べやすく、喜ばれるパンのアイデアを自信を持って発表しました。中には小学2年生の発表者がいて、真剣な目でアイデアを語る姿が印象的でした。彼らはただのパンを提案するだけでなく、生産者や食文化への理解を持ち、さらには食品ロスの問題にも触れる姿勢が大変素晴らしいものでした。

審査の様子

審査は、農林水産省の専門家や地元企業の代表など、地元の食文化を支える方々によって行われました。彼らは各発表者に対して商品化に向けた具体的なアドバイスをし、子どもたちのユニークなアイデアに対して感心している様子が伺えました。子どもたちの発表に驚き、感心する声が会場中に響き渡り、会場の雰囲気は一際盛り上がりました。

商品化へ向けた新たなステップ

このプレゼン大会で発表された創作パンは、今後、ナルトベースでの試作を経て商品として販売されることが決定しています。2026年春には、専用ブースで子どもたちのアイデアを基にしたパンが期間限定で提供される予定です。このように、子どもたちが地域の未来を考えながら参加できるイベントが企画されることで、地域の食文化を次世代に引き継ぐ素晴らしい取り組みが進められています。

参加団体の紹介

この素晴らしい取り組みは、NPO法人ふれあい福祉の会山びこへるぷが主催し、地域の子どもたちに居場所を提供する「子ども第三の居場所」というプログラムの一環です。このプログラムは、子どもたちが安心して過ごすことができ、自己肯定感や生き抜く力を育むことを目的として、全国に展開されています。

「鳴門拠点」や「ふれあいハウスりぼん」といった居場所で、さまざまなイベントやワークショップが定期的に開催され、地域のつながりを強める活動が行われています。

このように、鳴門市の将来を担う子どもたちが、地元の食文化や生産者の想いを学び、自らの手で名産品を形にする姿は、地域の未来を明るく照らすものです。今後も、このようなイベントが続いていくことで、地域の子どもたちの育成と名産品の発展が期待されます。