小田急線とファミリーマートがタッグを組んだ新たな広告パッケージ
2025年6月2日より、小田急線の車両内で流れる「小田急TV」と、ファミリーマートのデジタルサイネージ「FamilyMartVision」が連携した初の広告パッケージが発売されます。このプロジェクトは、株式会社小田急エージェンシーと株式会社データ・ワンの共同によるもので、移動中から商品の購入までの一連の動線を効率的に広告に取り込むことを目的としています。
新しい広告形態がもたらす可能性
この広告パッケージの大きな特徴は、いくつかの戦略的要素に基づいて構成されていることです。特に「リーセンシー効果」に注目しています。これは、直前に見た広告が消費者の購買行動に影響を及ぼすという心理的な効果です。通勤や通学などの移動中に「小田急TV」で視覚的な広告に接触し、ファミリーマートの店頭で改めてその商品に出会うことで、広告の効果や購買意欲が高まることが期待されています。
新たに導入される放映プラン
小田急TVでは、朝・昼・夜の3つの時間帯に応じた広告放映を2015年から初めて採用します。また、FamilyMartVisionとも連動し、ターゲットに適したコンテンツを提供することが可能になります。この広告プランは、より多くの消費者との接点を持ちつつ、購買につなげる効果を 最大化することを狙っています。
商品の詳細
この新しい広告パッケージは、フル放映プランと時間帯別放映プランの2つから選択可能です。フル放映プランでは、全ての時間帯で展開され、掲出期間は2週間。掲出料金は税別で300万円となっています。
一方、時間帯別放映プランでは、希望する時間帯を選んで広告を流すことができ、料金は朝枠が126万円、昼枠が141万円、夜枠が126万円です。双方のプランとも、15秒間の広告枠を設け、消費者に短時間でインパクトを与えることを目指しています。
小田急TVとFamilyMartVisionについて
小田急TVは、沿線の住民はもちろん、さまざまな商業施設や大学の学生にも広く利用される媒体で、多くの人にアクセスすることが可能です。一方、FamilyMartVisionは全国に設置されており、その数は約10,200店舗にも及びます。この規模感は、広告の接触機会を大幅に増やす要因となります。
最後に
両社の取り組みは、多くの移動中の消費者に届く可能性を広げ、広告業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。広告戦略の革新は、今後のビジネスにも影響を与える重要な要素です。ぜひ、この新しい試みに注目してみてはいかがでしょうか!