コンヴァノが開発した「T-Mesh」とは
株式会社コンヴァノが新たに、鼻筋形成用の糸リフト素材「T-Mesh」の日本市場における輸入代行業務を開始しました。この新しい製品は、韓国のHM Solution Co., Ltd.が開発したもので、医療用グレードのポリカプロラクトン(PCL)を主原料とした吸収性糸製品です。
鼻筋形成に特化した新アプローチ
これまでの鼻形成施術にはいくつかの課題がありました。ヒアルロン酸注入法は形状の持続性が短く、左右差が生じやすいのが欠点でした。また、プロテーゼ挿入法は外科的侵襲が大きく、通常、ダウンタイムが長いというリスクを伴います。
「T-Mesh」は、これらの課題に対して新しい解決策を提案し、非侵襲的で自然な仕上がりを実現しています。従来の施術に比べて施術の幅が広がり、より多様なニーズに応えられるようになるでしょう。
実績と今後の展開
コンヴァノのグループは、既に300以上の医療機関との輸入代行契約を締結しており、そのうち100院以上からは「T-Mesh」の大規模ロット発注も受けています。この体制を基に、今後は注入系施術とのクロスセル強化や、医師向けの教育プログラムの整備が進められます。さらには臨床データの体系化も行い、より安全で効果的な施術を実現することを目指しています。
「T-Mesh」の特徴
「T-Mesh」はその名の通り、複層メッシュ構造を持っており、鼻背から鼻尖、さらにはオトガイなどの立体的な輪郭形成を可能にします。その設計は柔軟性と形状保持性の両方を兼ね備えており、外科的侵襲を抑えた施術を実現します。これにより、患者は施術後のダウンタイムを最小限に抑えることができるでしょう。そして、何より重要なのは、その自然な仕上がりです。
まとめ
株式会社シンクスヘルスケアは、美容医療技術を通じて患者の「美と心の健康」に寄与することを使命としています。「T-Mesh」の輸入代行業務開始は、同社の取り組みの一環であり、患者への新たな選択肢を提供することになります。これからの美容医療において、どのような影響を及ぼすのか、ますます注目が集まるでしょう。
また、今後継続的に「T-Mesh」の供給体制を整え、美容院や医療機関とのさらなる関係構築に努めていく予定です。美容医療の質を向上させる新しい道が切り拓かれていくことを期待したいです。