沖縄発の若き才能、えびちるが12月22日(金)に待望の1stアルバム『ネリリ チルル ハララ』をリリースしました。彼女は2025年にデビューしたフィメールラッパーで、その独自のスタイルと世界観が多くのファンを魅了しています。
このアルバムは、全ての楽曲においてえびちる自身が作詞作曲を手がけ、さらに初めてビート制作にも挑戦しました。彼女は沖縄のビートメイカーOMKT氏の指導を受け、約2か月間の集中的な制作を経て完成させました。
今回のアルバムには、先行配信された「えーりあんぴーぽー」を含む全11曲が収録されています。特筆すべきは、これらの楽曲が「宇宙」というテーマをもとに展開されている点です。えびちるの人生経験や感情が宇宙にリンクし、日常に潜む夢や衝動が描かれています。
アルバムの特徴
特に印象的なのが、アルバムのコンセプトが現代物理学の超弦理論の11次元の空間モデルに由来していることです。たとえば、「ボイジャー1号」では彼女が自分の部屋から宇宙にメッセージを発信する様子が描かれ、「オーマイゴッド粒子」では実際の宇宙物理学の要素を取り入れたブレイクコア曲として楽しませてくれます。
また、「脱!パラサイトニート星」では、実家暮らしから自立したいという思いを歌い上げ、「Pinky Moon」では地球と月の間に引かれる恋愛感情を描くなど、聴く者に様々な感情を与える楽曲が揃っています。
アルバムジャケットの秘密
アルバムジャケット自体が、彼女の「内宇宙」を表現したもので、制作過程でも触れた小物や機材が満載です。ファンはジャケットを眺めながら曲の世界観をさらに深めて楽しむことができるでしょう。
えびちるからのメッセージ
えびちるは、アルバム制作について「この2ヶ月間、ビート制作に没頭していて、現実を忘れていた」とコメントしています。彼女の情熱と独創性が詰まったこのアルバムには、全ての楽曲に感情が込められており、リスナーにとって身近な宇宙を感じられる贅沢な作品となっています。
プロフィール
えびちるは2005年生まれ、沖縄県浦添市出身です。若いころに不登校を経験し、ラップに出会ったことで新たな世界が開けました。「沖縄サイファー」に参加し、その後様々なラップバトルで活躍してきました。現在、Jリーグクラブ「FC琉球」のマスコットキャラクターとのユニット「ちるちるにょにょにょ」としても活動を行うなど、精力的に音楽活動を展開しています。
このアルバムがあなたの心にどんな宇宙を広げてくれるのか、ぜひ体験してみてください。えびちるの真の魅力を、彼女の音楽と共に楽しみましょう!