株式会社クラダシの新たな取り組み
最近、株式会社クラダシが参加する「食べ残し持ち帰りガイドライン普及委員会」が、環境省の「mottECO導入モデル事業」に認可されたことが発表されました。この事業は、食品ロスを削減するための具体的な施策の一環として位置づけられています。
食品ロス削減の新たなモデル事業
「食べ残し持ち帰りガイドライン普及委員会」は、環境省が推進するモデル事業により、外食産業や食品小売業における食品ロスを減らすことを目指しています。具体的には、外食で生じる食べ残しの持ち帰り(mottECO)やフードシェアリングの促進を行い、消費者が積極的に関与することで、売れ残り食品の廃棄防止対策を進めます。これは、環境問題への意識を高め、持続可能な消費行動を促すための重要なステップです。
mottECOは「もっとエコ」「持って帰ろう」というメッセージが込められており、飲食店での食べ残しを文化として広めるためのアイデアコンテストで大賞を受賞した名称です。
クラダシのビジョンとミッション
クラダシは「ソーシャルグッドカンパニー」として位置づけられ、フードロス削減を企業のミッションに掲げています。期限が迫った食品や傷のあるパッケージ商品を買い取り、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」で販売することで、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。このプロジェクトで得られた利益の一部は、環境保護や社会貢献団体に寄付される仕組みです。
mottECOによる食べ残しの文化化
今回のモデル事業では、mottECOをテーマにさまざまなイベントを計画しています。具体的な例として、2025年7月1日には「食べ残しをなくそう!食品ロス削減「mottECO FESTA 2025」が開催される予定です。このイベントでは、専門家や事業者によるパネルディスカッションや、食品ロス削減の事例発表が行われ、来場者が参加できる試食コーナーも設けられます。参加費は無料で、環境施策についての情報も提供されるということで、多様な層の参加が期待されています。
地域社会との連携
クラダシは、地方自治体を通じて地域の飲食店やホテルへのガイドラインを普及することにも注力します。これにより、地域全体で食品ロス削減を目指す取り組みが進められ、地域社会との連携を強化することを目指しています。
オンラインキャンペーンの実施
さらに、Kuradashiユーザーに向けたオンラインキャンペーンも計画中。特設サイトやSNSを活用し、mottECOを広めるためのコンテンツを発信し、一般消費者に向けた認知度向上を図ります。これにより、持ち帰りガイドラインの普及への取り組みを進めていきます。
持続可能な未来を目指して
クラダシの活動は、地域の環境保全だけでなく、持続可能な食品消費行動の定着を目指しており、フードロス削減を通じた新しい価値の提供を目指しています。今後も、さらなる社会貢献活動を通じて、より良い社会の実現に寄与していくことが期待されています。
このような取り組みを通じて、私たち一人ひとりが食品ロス削減に意識を向け、より良い環境を残していくことが求められています。