The Breakthrough Company GOが受賞
日本最大のクリエイティブアワード「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にて、The Breakthrough Company GO(以下、GO)が企画したファミリーマートの「涙目シール」とベイブレードの「GEAR SPORTS」が合計4つの部門で受賞する快挙を達成しました。この受賞は、日本におけるクリエイティブの力を示すものと言えるでしょう。
ファミリーマート「涙目シール」
受賞内容
ファミリーマートの「涙目シール」は、PR部門でゴールド、デザイン部門でシルバー、ブランデッド・コミュニケーション部門でブロンズを受賞しました。
プロジェクトの概要
この革新的な取り組みは、コンビニでの食品ロス削減を目的としています。業界が抱える深刻な問題に対処すべく、ファミリーマートは「涙目シール」というシールを開発しました。このシールには値引き商品に“涙目のおむすび”と「たすけてください」という感情に訴えるメッセージが添えられ、購入者の心に響く仕組みを備えています。
2024年10月の実証実験では、涙目シールを使用した際の購買率が5ポイント向上し、全国展開を通じて年間約3,000トンの廃棄削減を見込むことができました。この結果は、企業のイメージ向上にも寄与しています。
受賞者の声
ファミリーマートのサステナビリティ推進部の原田公雄氏は、食品ロス削減のためにお客様の心に響くデザインが評価されたことを喜び、今後も社会課題解決に向けた取り組みを続ける意向を示しました。GOのクリエイティブ・ディレクター砥川直大氏は、プロジェクトが実際に売上に貢献したことを強調し、企業と消費者の感情的なつながりを創出できたと語りました。
ベイブレード「GEAR SPORTS」
受賞内容
ベイブレードの「GEAR SPORTS」は、マーケティング・エフェクティブネス部門でACCシルバーを獲得しました。
プロジェクトの概要
2023年7月に発売された「BEYBLADE X」は現代版のベーゴマで、ただの玩具を超えて「スポーツ」に進化を遂げています。この新しいシリーズは、子どもだけでなく大人も楽しめることを目的としており、その結果、初年度比で約300%の売上アップを達成し、累計出荷数は4000万個を突破という異例の成功を収めました。
受賞者の声
タカラトミーの篠永恭平氏は、ブランドのイメージを再定義する挑戦が共感を得たことを喜び、「ベイブレード」を日本の誇る文化として昇華させる意向を表明しました。GOのクリエイティブディレクター小林大地氏も、ブランドの捉え直しが成功したことを嬉しく思い、引き続きスポーツ文化としての発展を目指す考えを述べています。
まとめ
GOが企画したこれらのプロジェクトは、社会的な問題を解決しながらクリエイティブな価値を高めた作品として、今後のビジネスや社会貢献においても大きな意義を持つものとなりました。このような新たな試みが評価されることで、ますます多くのクリエイティブなプロジェクトが生まれることが期待されます。