バレンタインチョコの価格動向
2026-02-03 10:44:51

2026年バレンタインチョコは前年比4%値上げ、カカオ高騰の影響続く

バレンタインデーが近づく中、2026年のバレンタインチョコレート市場の価格動向が発表され、平均価格が436円に達したことが明らかになりました。これは前年の418円から4.3%の値上がりを示し、2年連続で過去最高値を更新。特に注目すべきは、国内ブランドと輸入ブランドの価格差が広がっている点です。国内ブランドの価格は平均413円で前年よりもわずか8円上昇しています。一方、ハイブランドが多い輸入ブランドは461円と、31円も高く設定されており、特に欧州のチョコレートが値上がりしていることが目立ちます。

調査には全国の大手百貨店やショッピングモール、ホテルに展開する155のチョコレートブランドが含まれており、比較可能な商品のデータが収集されました。このデータによれば、62.0%のチョコレートが前年比で値上がりしており、特に輸入ブランドでの値上げ幅は目を引きます。49ブランドが50円以上の値上げを行い、そのうち21ブランドが輸入ブランドという結果でした。これに対して、日本ブランドは値上げが控えめで、過去4年間での値上げ率の最小値を更新しています。

バレンタインチョコレートの価格が上昇している背景には、国際的なカカオ豆の取引価格が高騰した影響があります。”カカオショック”は落ち着きつつあるものの、日本では円安や輸送コストの上昇が続いているため、製造コストが高止まりとなっています。加えて、トッピングなどに使用されるナッツ類の輸入価格も高騰しており、包装資材の値上がりも影響しています。

しかし、消費者の動向も見逃せません。松屋の調査によると、バレンタインチョコにかける予算が増えているにもかかわらず、72%が節約を意識しないと答えています。物価高が続く中での消費者の意識には「メリハリ消費」が見て取れます。好きなものを楽しむためにはお金を使うという傾向が強くなっています。

今後の展望として、国内ブランドに割安感を感じる消費者が増える中、ノンカカオ製品や代替素材のチョコレートの広がりが注目されます。カカオ豆の高騰を避けるために開発された植物性油脂を使用したチョコレートや、カカオを使用しない製品が売り場で増える可能性があります。このシフトにより、健康志向や環境への負荷低減を重視する新しい市場が形成されるかもしれません。

また、カカオ価格が下落傾向にあるとはいえ、長期的には円安や原材料費の高騰が続くと見込まれ、消費者への影響は続くでしょう。これからのバレンタインシーズンにおいて、「価格を抑えた代替素材」と「高級カカオにこだわる高価格帯」の二極化が進む影響により、各ブランドの戦略も変化していくと予測されます。ブランド間での競争が激化する中、自分の好みに合ったチョコレートを見つける楽しさも増してきそうです。


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