メシカの2025年ウィンターキャンペーン
パリを舞台にしたダイヤモンドジュエリーメゾン、メシカが2025年ホリデーシーズンに向けたウィンターキャンペーンを発表しました。このキャンペーンは、創業者であるヴァレリー・メシカや彼女の家族が築いたダイヤモンドの世界を祝祭のように彩り、特に注目すべきはスーパーモデル、ケイト・モスの起用です。
祝祭と絆をテーマにしたキャンペーン
「祝祭の歓びと絆」をテーマにしたこのキャンペーンは、メシカがメゾン創立20周年を迎える特別な年の締めくくりとして展開されます。物語の舞台は、メシカ パープルに染まるパリのアーティストのアパルトマン。1970年代の自由なエレガンスが現代に蘇る空間で、視覚的にも心に残るキャンペーンが展開されるようです。
あるホリデーの夜、登場するのは3人のアイコンたち。彼らの姿が現れると、空間の雰囲気が一変し、まるで夜が動き出すかのようです。このシーンを生み出したのは、エズラ・ペトロニオのコンセプトに基づき、オリヴァー・ハドリー・パーチによるカメラワークです。
ケイト・モスの魅力
ケイト・モスは過去のキャンペーンに続き、再びメシカのプロモーションに参加し、ハイジュエリーコレクションを手掛けたこともある、メゾンにとって特別な存在。彼女はその圧倒的な存在感で、今回のキャンペーンでも自然体で輝きを放ちながら、メセーの物語に深く関わる姿勢を示しています。
ヴァレリー・メシカは、「ケイトは私にとって常にインスピレーションを与えてくれる存在です。彼女はタイムレスで自由なスピリットを持っており、それが私の女性への憧れを具現化しています」と語っています。メゾン20周年という節目に彼女と再び交差できたことは、特別な意味を持つと強調しています。
友情と連帯の象徴
また、ジョージア・パーマーとジョーダン・バレットも登場し、各々の独特なスタイルでキャンペーンの魅力を引き立てています。彼らは14歳で発掘された仲間としての絆を持ち、現代的なエレガンスを体現しています。ジョージアは流れるように舞い、時代のリズムを表現。ジョーダンはその場のエネルギーを活かし、温もりと絆を他者に与えています。
輝きを放つジュエリーたち
キャンペーンの中で、ケイトは「ムーヴ リンク」というネックレスとブレスレットを着用し、冬の集いの温もりを象徴する輝きを放ちます。他にも「D-ヴァイブス」イヤリングやポンポンモチーフのネックレスなど、クリスマスの煌めきを感じさせるアイテムが多数揃います。ジョージアは「インペリアル ムーヴ」を纏い、静寂でありながら力強い輝きを演出しています。
さらに、キャンペーンのビジュアルはパープルのバルーンで彩られ、その軽やかさと遊び心を表現。スティルライフでは、レジン製のバルーンの上にジュエリーが置かれ、幻想的な静寂の世界を描き出します。また、Space Dawg Studioによるアニメーションがバルーンをジュエリーに変化させる様子も登場し、この魔法のような瞬間が楽しめます。
20年間の感謝と祝い
ヴァレリー・メシカは最後に、「このキャンペーンは、20年の道のりを振り返る感謝の瞬間です。メシカを導いてきた光とエネルギーを祝福します」と述べています。メシカは2005年に創業され、ダイヤモンド商の家に育った彼女が、伝統的なジュエリー業界に革新をもたらし続けています。世界中のセレブリティにも愛されており、パリファッションウィークではハイジュエリーのランウェイショーも開催。2020年に日本に上陸して以来、国内で直営店7店舗を展開中です。今後はどのような展開を見せるのか、ますます目が離せません。