最近、再春館製薬所がNTT東日本およびテクノーブルと連携し、アクアポニックス技術を用いた持続可能なオタネニンジンの栽培プロジェクトを開始しました。この革新的な取り組みの目的は、環境負荷を低減しつつ、高品質なオタネニンジンを安定的に供給する新たなモデルを確立することです。
プロジェクトの背景
再春館製薬所は、中国の長白山産オタネニンジンを使用した製品に長年取り組んできました。特に、長白山産のオタネニンジンは、天然の厳しい環境下で力強く育つことで多くの有用成分を蓄える特性があります。このプロジェクトでは、再春館製薬所が目指す「人間も自然の一部である」という考え方に基づき、自然との共生が重要視されています。
アクアポニックスとは?
アクアポニックス技術とは、魚の養殖と植物の水耕栽培を組み合わせた、循環型の栽培方法です。これにより、土を使用せずに植物を栽培できるため、環境への負担を軽減できます。特に、魚の排泄物が植物の栄養源となるため、化学肥料を使わずに持続可能な農業が実現可能です。
プロジェクトの目的
本プロジェクトでは、以下の2つの大きな目標を掲げています。
1. 環境負荷の低減と効率的な栽培期間の実現:
再春館製薬所とテクノーブルの知見を活かし、NTT東日本の最新ICT技術を用いて栽培環境を最適化し、短期間での収穫が可能になるよう努めます。
2. 全草活用による価値の最大化:
完全無農薬で栽培されたオタネニンジンは、根だけでなく、葉や茎も活用する「全草活用」を促進し、さらなる高付加価値化を図ります。
実証実験内容の詳細
実証実験は、東京都調布市にあるNTTe-City Laboという施設内で行います。
- - 環境データの収集: 温度や水質といった栽培環境のデータをセンサーで集め、それをAIが解析することでオタネニンジンに最適な環境を作り出します。
- - 効率化の検証: NTT東日本のDXソリューションを駆使して、栽培プロセスの自動化や省人化を目指すことで、さらなる効率向上を図ります。
今後の展望
再春館製薬所は、この実証実験を通じてオタネニンジンの有効成分の可視化を推進し、高品質な素材を多くの人々に届けることを目指します。持続可能な農法を継続的に実践することで、「自然とつながり、人とつながる明日を」実現していきたいと考えています。
この新しいアプローチにより、オタネニンジンの国内栽培と資源の安定供給が期待されており、地球環境負荷の軽減にも寄与できるでしょう。再春館製薬所のビジョンを実現するための重要なステップとして、ぜひ注目していただきたいプロジェクトです。