サンショウの新生パワー
2025-09-18 11:05:17

再春館製薬所、サンショウ種子の力でミトコンドリアの新生促進を特許出願

サンショウ種子がもたらす肌のエネルギー工場「ミトコンドリア」の新生



再春館製薬所が新たな特許を取得したことを発表しました。特許は、サンショウ種子の加水分解物が、老化やストレスで機能が低下するミトコンドリアの新生を促進することに関するものです。この成果は2025年9月に発表される予定で、同時に熊本県の伝統生薬「不知火菊」に関する研究成果も紹介されるとのことです。

サンショウ種子の効能



再春館製薬所の研究には、自然界の力を活かす「漢方発想」が根底にあります。サンショウの種子は通常、食品加工時に廃棄される素材ですが、同社はこの種子に注目しました。数年前、サンショウ種子を用いた研究が行われた際、効果が高すぎるとの理由で化粧品への応用は見送られました。しかし再春館製薬所は、サンショウ種子が持つエネルギーを鑑み、改めて研究に取り組み始めました。

植物サンプルから見つけたポテンシャル



約530種類の植物から選定されたサンショウ種子の加水分解物は、細胞のエネルギーを生み出すミトコンドリアの新生に関連する「TFAM」という重要なタンパク質を増加させる働きがあります。この研究により、ミトコンドリアの量と機能が高まり、それによってエネルギー産生力がアップし、肌のエイジングに対するアプローチが期待されています。

良質なミトコンドリアの重要性



再春館製薬所は、「良質なミトコンドリアがエネルギーを生み出すカギである」とし、劣化したミトコンドリアを無理に活性化させるのではなく、その質を向上させることが重要であると強調しています。加齢とともにミトコンドリア機能が低下する中、その恒常性を保つために、劣化したミトコンドリアを速やかに除去し、新しく良質なミトコンドリアを生成するサイクル作りが必要です。

生理活性試験での成果



研究では、サンショウ種子加水分解物を配合したクリームがヒトにおいてほうれい線を改善する効果があることが確認されました。具体的には、12週間のモニター試験で、未配合クリームではほうれい線の平均深度が約10%悪化したのに対し、配合クリームでは約8.5%改善が見られました。

未来への展望



再春館製薬所は、今回の成果を活かし、ドモホルンリンクルのリニューアルや今後の健康食品・サプリメントへの応用を検討しています。自然界の生命力を活かし、肌本来の力を引き出すことを目指す彼らの研究は、私たちのエイジングケアに新しい風をもたらすことになるでしょう。

企業理念と社会的貢献



再春館製薬所は「自然とつながり、人とつながる明日を」という企業理念のもと、地域と連携しながら持続可能な生産を行っています。サンショウ種子や不知火菊のような植物の持つ力を最大限に引き出し、健康な老化をサポートする製品の誕生に期待が高まります。今後も再春館製薬所が生み出す新たな技術や商品に目が離せません。


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