「バキ童チャンネル」の影響で官能小説辞典が重版決定!
2025年2月、名著『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』が、驚異的な勢いで重版が決まりました。この背景には、183万人ものチャンネル登録者を誇るYouTubeの人気チャンネル「バキ童チャンネル」があります。このチャンネルが発信した動画が、書籍の売上に火をつけたのです。
バキ童チャンネルの魅力
「バキ童チャンネル」は、様々なジャンルのコンテンツを取り扱っていますが、特に注目を集めているのが、官能小説に関する動画です。その中でも、「オトナの小説で最強の『絶頂する表現』を選んでバトルしようぜ」というタイトルの動画が、瞬く間に50万回以上再生を記録しました。この動画では、書籍内に収められた表現を使って、参加者がどちらがより強い言葉を見つけられるかを競う面白い企画が展開されました。
書籍の内容とは?
『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』は、官能小説の第一人者・永田守弘によって編纂された、半世紀以上の知識を反映した作品です。1947もの事例を収集し、「姿態」「しぐさ」「交歓」「浮遊」といった分類を用いて、官能表現の奥深さを味わえる内容となっています。半世紀にわたってこのジャンルに携わった彼の視点から、官能小説の世界における言葉の力を見ることができます。
反響の余波
動画の影響力は想像以上で、その結果やファンからの注目が集まり、河出書房新社では在庫が枯渇するほどの売上を記録しました。そしてこの反響を受け、即重版が決まりました。さらに、バキ童チャンネルとのコラボ帯付きの特別バージョンも、3月下旬から入手可能となり、書店で購入できるほか、品切れの場合は注文も受け付けるそうです。
コラボ帯の魅力
特別バージョンの帯には、前述の動画のQRコードが付いているため、読者も気軽に「官能小説絶頂表現バトル」を楽しむことができます。この新たな試みは、多くの読者にとって、より一層この本を手に取るきっかけとなるでしょう。また、同じく動画で紹介された姉妹編『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』もコラボ帯が付くため、ファンにとっては嬉しいニュースです。
バキ童チャンネルと永田守弘
このプロジェクトに大きく関わったのが、「バキ童」として知られるぐんぴぃさんと、官能小説の第一人者・永田守弘さんです。ぐんぴぃさんは、福岡県北九州市生まれの持ち歌「春とヒコーキ」で知られ、多彩な才能を展開し続けています。永田守弘さんは、1933年に東京で生まれ、長いキャリアの中で多くの著書を世に送り出しました。
まとめ
チャンネル登録者数183万人を誇る「バキ童チャンネル」が、官能小説の書籍に新たな命を吹き込みました。このコラボレーションは、若い世代にも官能文学の魅力を伝え、新たな読者を生むきっかけとなるかもしれません。興味がある方はぜひ、書店で手に取ってみてはいかがでしょうか。