地域のパン屋の未来を切り開く冷凍パンの力
個人ベーカリーの新たなチャレンジが始まります!株式会社パンフォーユーが、人気の大阪・堺市にあるパン屋「Pain de Singe」と手を組み、冷凍パンのBtoB(法人向け)市場に本格的に進出します。これにより、個性的なパンの製造技術を活かした冷凍商品の流通が全国に広がります。
個人ベーカリーが抱える課題
Pain de Singeは、クオリティの高いパン作りにこだわるベーカリーであり、そのオーナーは建築やデザイン業界の出身です。彼は、パンの味や製法に加えて、作り手の働き方やパン屋のあり方についても真剣に取り組んできました。ですが、催事販売中心の営業スタイルでは繁忙期と閑散期の大きなギャップや、スタッフの負担が大きいという問題がありました。コロナ禍をきっかけに、彼らは冷凍を前提とした製造・販売モデルに転換し、生産量の安定化と食品ロスの削減を目指しています。
冷凍技術で広がる可能性
パンフォーユーの「パンフォーユーBiz」は、法人向けに業務用冷凍パンを提供するプラットフォームです。この新たな提携により、Pain de Singeが持つフードプリンター技術が活かされ、パンフォーユーが企画から流通までを一貫して担当します。具体的には、企業や映画館向けに特別な企画商品を提供することで、パン職人の個性が際立つ商品開発が実現します。
冷凍パンは簡易な準備で全国に供給可能となり、従来なら対応が難しかった大量展開も実現しています。これにより、個人ベーカリーとしての特長を持ちながらも、ビジネスチャンスが広がるのです。
福利厚生サービス「パンフォーユーオフィス」
また、2025年12月からは、Pain de Singeのパンがパンフォーユーが提供する福利厚生サービス「パンフォーユーオフィス」にも採用されます。オフィスで働く人々が気軽に飲食できるよう、休憩時間にぴったりなドーナツや揚げパンを冷凍で提供する仕組みです。これにより、町のパン屋のパンを全国のオフィスで楽しめることが期待されています。
Pain de Singeのオーナーは、「自分たちのパンが遠くのオフィスワーカーに届くことが嬉しい。冷凍だからこそ品質を保ちながら遠くまで提供できる」と語っています。
今後の展望
今後の展望として、パンフォーユーは新商品の開発や企画案件の拡大を計画しています。冷凍パンが特別なものではなく、日常的な選択肢として広がるよう努めていくでしょう。パンフォーユーは、独自の冷凍技術を用いて、地域のパン職人の技術や想いを全国へ届ける仕組みを強化していきます。
株式会社パンフォーユーの代表取締役である矢野健太氏は、「Pain de Singeさんは新しいパン屋としての在り方を追求する、非常に誠実なパン屋です。この提携を通じて、個人ベーカリーの価値をBtoBの世界で活かす新しいモデルを模索したい」と語ります。
このように、冷凍技術を活用した新しいビジネスモデルが、地域のパン業界に新たな息吹をもたらすことが期待されています。これからの展開に目が離せません!