『ほんタメ』文学賞
2025-09-08 11:02:46

人気YouTubeチャンネル『ほんタメ』が贈る第9回文学賞、三日市零が大賞受賞

人気YouTubeチャンネル『ほんタメ』が贈る第9回文学賞



本好きにはたまらないエンタメ情報を発信するYouTubeチャンネル『ほんタメ』。教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと女優の齋藤明里さんがMCを務め、登録者数は14.3万人を超えています。このチャンネルでは、半年に一度「ほんタメ文学賞」という文学賞が開催され、毎回独自のスタイルで候補作と大賞が発表されてきました。

この度、第9回の文学賞が2025年上半期に対象として行われ、9月6日(土)に受賞作がLIVE配信されました。受賞作品として輝いたのは、三日市零の『魔女の館の殺人』です。彼女自身も当日番組にゲスト出演し、大賞受賞に対する喜びや執筆への情熱を語ってくれました。

大賞受賞作品の魅力



『魔女の館の殺人』は、進藤理人と彼のルームメイト柏木詩文という正反対の性格を持つ二人が、山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加するところから物語がスタートします。しかし、ゲーム中に現れた焼死体によって、彼らの運命は急変。館から脱出するためには、数々の謎を解き明かさなければならないという緊迫感が続きます。

本作は「殺人(マーダー)」と「謎解き(リドル)」の要素が混在した、読者参加型のミステリーです。二人の大学生がリアルな脱出ゲームに挑む姿は、誰もがドキドキすることでしょう。読者は、主人公たちと一緒に謎を解く楽しさを体験できます。ミステリーと脱出ゲームという新しいスタイルの融合は、多くの読者を魅了することでしょう。

著者の三日市零とは



三日市零さんは、福岡県出身で、慶應義塾大学を卒業しています。2023年には『復讐は合法的に』でデビューを果たし、著作は累計10万部を突破。最初の作品『魔女の館の殺人』は、彼女自身の趣味である脱出ゲームからインスパイアを受けたものです。コロナ禍でのイベント中止を背景に、彼女は自宅での推理小説執筆を始めました。その結果、2020年の夏から冬にかけて多くのアイデアが集まり、この素晴らしい作品が生まれることとなります。

彼女は「自分でも書いてみよう」と思い立ち、数か月のうちに16万語の原稿を書き上げたという驚きの経歴を持っています。特に、本作には数多くの謎解き問題が挿入され、読者も参加できる仕掛けが施されています。彼女の楽しいアイデアと独自の視点が光るこの作品は、ぜひ一度試してみる価値があります。

書誌情報



  • - 書名: 『魔女の館の殺人』
  • - 著者: 三日市零
  • - 定価: 880円(税込)
  • - 発売日: 2025年5月15日
  • - 発行: 株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン
  • - 判型: 文庫判
  • - ページ数: 400
  • - ISBN: 978-4-596-96275-1

新感覚のミステリー『魔女の館の殺人』。ぜひ手に取って、真相を解明する旅に出かけましょう!


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