金相場高騰がもたらすシャネルの資産価値向上
近年、金相場の高騰が続いている中、私たちが見落としがちなのがブランド品、特にシャネルの価値上昇です。株式会社K-ブランドオフによる独自調査では、シャネルの買取相場は過去5年間で約2.3倍に達していることが明らかになりました。どうしてこのような現象が起きているのでしょうか?
シャネルの魅力
ファッションブランドとしてのシャネルは、常に高い人気を誇っています。その理由は、ただ単にデザインが素晴らしいだけではありません。シャネルが持つ「稀少価値」が、特に中古市場において、その価格を押し上げる要因となっています。現在、ヴィンテージアイテムとして扱われるモデルは、その希少性からますます人気が高まっています。
データから見る相場推移
K-ブランドオフが公表した最新の相場データによると、以下のような相場推移が確認されています。2021年には、金の国内小売り相場が約6,800円であったのに対し、2026年には約28,000円と、実に約4.1倍に増加しました。一方、シャネルのマトラッセWフラップの買取相場は、2021年の約34万円から2026年には約77万円となり、約2.3倍にまで上昇しています。
この結果は、国際情勢や為替の影響を受ける金と、ヴィンテージブームの影響を受けるブランド品の特性の違いを如実に示しています。
経済の循環
特に銀座本店では、シャネルなどのブランドバッグを売却しようとするお客様が急増しており、金の買取と同時にブランド品の査定を受けるケースが目立っています。このような状況は、買取と販売が同じフロアで行われる特長によるものです。買取されたヴィンテージバッグは、そのまま店頭に並び、訪日観光客によって次々と購入されるという活性化した流通経済が形成されています。
ヴィンテージの価値
かつて「古い=価値が低い」と思われていたブランドバッグも、現在では「ヴィンテージ」として再評価され、特にシャネルはその代表的存在です。20年から30年前のモデルであっても、現在の市場価格を上回る値段で取引されることが多くなっています。
これが可能なのは、当時のデザインや素材の耐久性が関係しています。シャネルに使用されるラムスキンは柔らかさが特徴ですが、キャビアスキンは耐久性が高く、中古市場においてその価値を保ちやすい素材として注目されています。長年の保管が可能であるため、状態が良いものであれば、購入当時以上の値段が付くケースも珍しくありません。
専門家の見解
K-ブランドオフ銀座本店の店長は、金とブランドバッグの資産性の違いについて次のように語っています。「金は守りの資産である一方、特定のブランド品は攻めの資産です。現在二つの資産ともに非常に高い注目を集めています。」
さらに、素材による資産寿命の違いについても触れ、「同じシャネルでも素材によって20年後の価値が異なる」と述べ、特にキャビアスキンの安定性を強調しています。「皆さんも、自宅に眠っているバッグの素材を確認してみてください。意外な資産になっているかもしれません。」
まとめ
金相場の高騰は、私たちの身近にある資産にも影響を与えています。そして、それに伴いブランド品、特にシャネルの価値も急上昇しています。今後、ブランドバッグを投資の視点で考えることも重要な時代になるかもしれません。あなたのタンスにも隠れた資産が眠っているかもしれませんから、ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。