国宝・曜変天目が新たなファッションアイテムに
京友禅アロハシャツのブランド「Pagong(パゴン)」が、再び静嘉堂文庫美術館とのコラボレーションに乗り出し、国宝「曜変天目」の神秘的な輝きを取り入れた新作バケットハットを発表しました。
日本の伝統美を現代に
このバケットハットは、Pagongの特長である手染め技術を駆使し、日本の美術の象徴である曜変天目の色合いと光彩を巧みに表現。曜変天目はその独特の美しさから日本の茶道でも愛用されている陶器。深い幻想的な斑文を描いたハットは、京の職人が一つ一つ手作業で染め上げ、その結果、まるで美術品のような仕上がりです。
アートとファッションの融合
2024年に発表された第1弾のアロハシャツがメディアで大きな話題を呼んだことは記憶に新しいでしょう。その反響を受け、このたび新たに登場するバケットハットは、よりカジュアルに日常でも楽しめるアイテムとして注目されています。美術愛好家やファッショニスタたちにとって、これはただの帽子ではなく、アート作品でもあるのです。
リバーシブルデザインの魅力
新作「曜変天目リバーシブルバケットハット」は、両面で異なる印象を楽しめます。シーンに応じてスタイリングを変えることができ、カジュアルな日常使いから特別な場面まで幅広く対応。素材はコットン100%、軽やかな着心地ですので、季節を問わず活躍します。
販売情報と価格
このバケットハットは静嘉堂文庫美術館のミュージアムショップで販売中で、Pagongの公式オンラインショップでは2025年5月1日からの販売を予定しています。価格は税込22,000円で、サイズはMとLをご用意。デザインだけでなく、着心地にもこだわっているため、長時間の着用でも疲れにくいのが嬉しいポイントです。
静嘉堂文庫美術館での特別展
発売に合わせて、静嘉堂文庫美術館では「黒の奇跡・曜変天目の秘密」と題した特別展が2025年4月5日から6月22日まで開催されます。この展示会では、曜変天目の魅力を間近で感じられる貴重な機会となりますので、ぜひお見逃しなく。特別展の入場料は一般1500円で、中学生以下は無料。
Pagongと手染めの職人技
Pagongは2002年に京友禅の伝統を引き継いで誕生し、日本独自の美意識を反映したアロハシャツを広めることに注力しています。京都の亀田富染工場が手がけるこのブランドは、着物の美しさのみならず、日本の文化を伝える役割も担っています。
京友禅の技法で蘇るその作品群は、ただのファッションではなく、思想の詰まった「アート」としても評価されています。これからの新しいファッションの楽しみ方として、国宝を道具にしたスタイルをぜひ体感してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
「国宝曜変天目の輝きを纏う」バケットハットやPagongについての詳細は、公式ウェブサイトやInstagramをチェックしてください。新しいアプローチで日本の美を感じるアイテムにぜひ手に取ってみてください。