鹿児島から全国へ
鹿児島の特産品を全国に届けることを目的として、2021年に創業された株式会社オービジョンの産地直送ECサイト「かごしまぐるり」。その名の通り、鹿児島県産の農産物や加工食品を直接消費者に提供しています。このたび、同サイトがさつまいも経済圏を推進するプラットフォーム「Save the Sweet Potato(SSP)」に加入したことが発表され、今後の展開が期待されています。
「かごしまぐるり」の誕生背景
オービジョンの代表、大薗順士氏は南九州市の兼業農家の家庭で育ち、通信販売会社での実務経験を経て「生産者がものづくりに専念できる環境を作りたい」という願いを持ち創業に至りました。「かごしまぐるり」は、鹿児島県の「情熱」と「安心安全」をコンセプトに掲げ、生産者の熱い思いを消費者に「翻訳して届ける」役割を果たしています。
生産者と消費者をつなぐ架け橋
同社の取り組みとして、EC販売だけでなく、ポップアップイベントや食育活動を通じて、オフラインでも情報発信をおこなっています。顧客の多くは県外に居住しており、鹿児島の魅力ある食文化を広めることに貢献しています。特に、南九州市のさつまいもはその甘さと風味が評判で、消費者からの人気が高まっています。
さつまいも基腐病の影響と向き合う
しかし、さつまいも生産においては、基腐病という病害が影響を及ぼすこともあります。出荷が困難な時期もあり、多くの農家が経済的打撃を受けました。それに対し「かごしまぐるり」は、生産者に寄り添い続け、売上が復調することで変化を生み出していく姿勢を貫いています。農家の思いに共感した結果、次の新しい商品展開へとつながることも少なくありません。
SSP加入による未来の連携
「一社では限界がある」と語る大薗氏。だからこそ、SSPとの連携が重要だと考えています。SSP参加によって、以下のようなことが期待されます。
- - 「かごしまぐるり」の販売チャネルで、SSP参加生産者の商品流通を強化
- - さつまいもに関する情報を共同で発信し、関心を広げる
鹿児島から広がる食の可能性
株式会社welzoの後藤基文プロジェクトリーダーは、「かごしまぐるり」が生産者の情熱を他の地域に効果的に届かせるための重要な存在であると強調しています。その力を借りて、さつまいも経済圏を拡大することが期待されています。
終わりに
今後の「かごしまぐるり」の進展によって、より多くの人々が鹿児島の食の魅力を体験できることになるでしょう。生産者と消費者が一体となり、鹿児島の豊かな食文化を育む未来を描いていくことに期待が高まります。