伝統技術が息づく新しい形のアクセサリー「錺之ピアス」2025年発売

伝統の美が現代に息づく「錺之ピアス」

2025年3月1日、京都の株式会社竹内が手掛ける新ブランド「錺之-KAZARINO-」から、独自の技術を活かしたアクセサリー「錺之ピアス」が発売されます。このピアスは、神社仏閣を彩る美しい錺金具（かざりかなぐ）のデザインを採用しており、伝統とモダンの融合を感じさせるアイテムです。まず、販売に先駆けて2月5日からは予約販売も開始されるため、早めのチェックが必須です。

錺金具を用いた独自のデザイン

「錺之ピアス」は、銅素材で仕立てられ、ピンクゴールドのようなやさしい色味が特徴です。耳元で輝くそのデザインは、和の伝統を感じながらも新しさを楽しむことができるもので、クラシックとモダンを見事に融合させています。また、全6種類のモチーフが展開されており、各デザインは個性豊かで、装いに特別なアクセントを吹き込むことができます。

- からくさ：繁栄や永遠を象徴するツル植物の意匠。
- ほしみぐさ：邪気を払い長寿を願う菊の花が描かれています。
- ゐのめ：災いを退け、福をもたらすイノシシの目のモチーフ。
- はなびし：古くから家紋や調度品に使用されている華やかな花の紋様です。
- てふてふ：優雅に舞い上がる蝶が、美を叶えてくれるデザイン。
- かいろう：運を招く縁起の良い海老の姿を表現しています。

これらのピアスは、単なるアクセサリーという枠を超えて、身につける人の安心感や幸運をもたらすお守りのような存在になります。

幅広いシーンにマッチするデザイン

「錺之ピアス」は、日々のカジュアルコーデにはさりげなくアクセントとして使い、特別なシーンでは存在感を引き立てることが可能です。耳元に華やかさを添えることで、和装やフォーマルな装いを格上げし、様々なシーンで活躍します。

開発の背景と伝統技術の意義

この商品の開発は、京都市と協力し、若手職人育成プロジェクトの一環として実施されました。コーディネーターの大島正幸氏のもとで、学生や社会人が共に試行錯誤を重ね、伝統技術を日常使いできるアクセサリーとして生まれ変わりました。今回のピアスは、単に「飾る」という行為を通じて人々の生活に幸福をもたらすことを目指しています。

錺金具は、主に神社や仏壇に使われる装飾金具で、その歴史は飛鳥時代まで遡ります。単なる装飾にとどまらず、神聖な空間を彩るだけでなく、構造を補強する機能も担っています。錺之-KAZARINO-は、この希少な技術をもっと多くの人に届けたいという願いから誕生しました。

日常の中にさりげなく彩りを添える

2020年に立ち上げられた「錺之-KAZARINO-」は、飾ることの本質的な喜びを、現代の生活に取り入れることを目指しています。屋外での特別な日や普段の服装にアクセントを加え、自信と笑顔を引き出すアイテムとして、幅広い製品ラインナップを提供しています。民間技術と伝統が交差する現代のインテリアやファッションに、錺金具の魅力を感じ直接触れることができる商品を展開し続け、不安定な時代においても、心を豊かにする存在でありたいと願っています。

美しさと機能を兼ねそろえた「錺之ピアス」。ぜひ、あなたの日常にこの特別なアイテムを取り入れてみてください。詳細は公式ECサイトで確認できます。