東京インターナショナル・ギフト・ショーに登場！佐賀の老舗和菓子店が魅せる白玉饅頭の魅力

東京インターナショナル・ギフト・ショーに初出展！

佐賀県佐賀市に本店を構える老舗和菓子店「白玉饅頭元祖吉野屋」(代表:吉村正則)が、2025年2月12日から14日まで東京で開催される「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に初めて出展します。これは、佐賀県のブランド強化を目的としたプロジェクトの一環で、古くから受け継がれてきた伝統的な和菓子の魅力を全国の人々にお届けする素晴らしい機会です。

白玉饅頭の誕生について

明治時代、佐賀川上峡は観光客で賑わっていました。その際、初代清兵衛は「お土産に喜んでもらえるものはないか」と考え、昔からお祝い事やお祭りに使われていた饅頭を商品化しました。こうして1882年に生まれたのが「白玉饅頭」です。その名は、神功皇后の妹、與止日女様が雛菓子を見て「このように白い玉のような子供を授かりたい」と願ったことに由来しています。

こだわりの素材と製法

白玉饅頭は、厳選した素材と独自の製法で作られています。まず、米は佐賀市の契約農家から取り入れたうるち米を使用し、洗米する前に自家精米しています。また、あんこには北海道産の黒豆を厳選し、繊細な甘さを引き出すために丁寧に練り上げています。生地の製造は、石臼での粉挽きではなく、搗いて仕上げるという伝統的な製法を守っています。なおあんこは自家製で、北海道産の小豆を数種類ブレンドし、上質な砂糖で仕上げています。これにより、あんこが苦手な人でも抵抗なく、吉野屋の白玉饅頭は美味しいと感じてもらっています。

さらに、白玉饅頭の魅力的な食感を引き出すために、二度捏ね、二度蒸すという工程も欠かせません。そして、手作業でひとつひとつ丸めることで、変わらない美味しさを追求しています。

様々な進化を遂げる白玉饅頭

吉野屋は創業130周年を記念した「玄米白玉饅頭」に加え、国産よもぎをたっぷりと練り込んだよもぎ白玉饅頭、さらに140年を祝した糖類控えめの「ヴィーガン白玉饅頭」など、バリエーション豊かな白玉饅頭を展開し、お客様に新たな体験を提供しています。これらはすべて、保存料や添加物を一切使用せず、自然のままの素材だけで作られています。

また、近年はお客様からの需要に応えるため、蒸したての白玉饅頭を急速冷凍し、全国への発送が可能な体制を整えました。これにより、地方でも新鮮な和菓子を楽しむことができるようになりました。

六代目当主の思い

東京の商社でのキャリアを経て、佐賀で白玉饅頭屋を継いで30年の吉村正則さんは、白玉饅頭を通じて伝わる難しさや楽しさ、何よりお客様の笑顔を得る嬉しさを感じています。祖父母から受け継がれたこの伝統を未来に受け渡すため、より美味しい白玉饅頭作りに努め続ける思いは年々強まっています。

新たなお土産「佐賀えびすもなか」

また、吉野屋では「佐賀えびすもなか」という新しいお土産も紹介しています。このもなかは、縁起の良い恵比須様をイメージしたもので、パリパリの皮と上品な甘さのあんこが特徴です。個包装になっており、シェアしやすいスタイルで、特別な贈り物にも喜ばれています。

特に、デザイナーtuiiによるおしゃれなパッケージは、金箔を施した豪華な仕上がりになっています。これは、大切な宝物のように楽しむことができるように、工夫されているのです。

今後も、吉野屋は日本の伝統的な和菓子を守り続けるだけでなく、現代のニーズに合わせた新しい提案を行い、沢山の人々に愛される存在を目指してまいります。

盛りだくさんの内容でお届けする東京インターナショナル・ギフト・ショーでの参加に、ぜひご注目ください！