催事ジャパン株式会社設立の背景
2026年5月19日、デアベルス・インベストメントの100%出資子会社「催事ジャパン株式会社」が設立されました。この新たな会社は、厳しい経営環境に直面する和菓子事業を引き継ぎ、フランチャイズ事業やOEM/卸事業、オリジナルブランド事業を展開することで、和菓子文化の継承と新たな価値創造を目指します。
和菓子催事市場の現状
最近、和菓子催事市場は構造的な課題に直面しています。日本は豊かな和菓子文化を持っているにもかかわらず、後継者不足や経営の難しさから、多くの事業者が消えていく現状があります。特に、職人技術の継承や販売員教育、出店ルートの確保において、多くの事業者が苦労しており、この問題を解決することは急務とされています。
催事ジャパン株式会社のビジョン
催事ジャパン株式会社は、既存の和菓子事業を再生させ、新たな成長フェーズに移行するために設立されました。経営ノウハウを共有し、和菓子催事のプロデュースや流通販売を統合的に行うことで、業界全体の活性化を図ります。石野優太代表は、「和菓子文化を百年先まで受け継ぐ」との思いを持ち、事業を推進しています。
3つの事業領域
催事ジャパン株式会社は、以下の3つの事業を展開します。
1. オリジナルブランド事業
自社直営のオリジナルブランドを展開し、主要百貨店や催事を通じて運営のノウハウを蓄積、市場での実証を行いながら新業態の創出を目指します。
2. フランチャイズ事業
加盟店オーナーに和菓子催事のフランチャイズパッケージを提供します。この事業モデルは、初期投資が730万円、ロイヤリティが0%という従来にはない条件で、参入のハードルを低くしています。
3. OEM・卸事業
百貨店のプライベートブランドや小売チェーン向けに、和菓子の製造・企画・物流を一括で提供し、業界の生産性向上に寄与します。
競争優位の確立
催事ジャパン株式会社は、3つの事業が相互に補完し合うことで競争優位を築くことを目指しています。オリジナルブランドでの成功がフランチャイズの拡大に寄与し、OEM事業は効率的な製造ロットの拡大を促進します。この統合的なアプローチが、和菓子催事市場における持続的な発展を支えると考えられています。
今後の展開
催事ジャパン株式会社は、関東圏をスタート地点として、オリジナルブランドとフランチャイズ、OEM/卸事業の拡大を図ります。また、事業承継問題への対応や地元市場だけでなく、国外展開にも力を入れ、日本の和菓子文化を世界で広める計画を進めています。
代表のコメント
最後に、石野代表は「和菓子文化は経済的に持続可能でなければならない。私たちはこの文化を守るために事業を進化させなければなりません」と語り、和菓子の未来に向けた強い決意を示しています。
この取り組みにより、催事ジャパン株式会社は、和菓子業界の新たな可能性を創出し、次世代に受け継がれる文化を守る重要な役割を果たすことでしょう。