新たな医療給食のモデルへ
近年、病院給食はその品質と安全性が強く求められていますが、一方で人材不足やコストの高騰といった厳しい状況にも直面しています。そこで登場したのが株式会社ゼロカラの急速凍結技術です。これにより、河北医療財団は新しいセントラルキッチン構想を実現し、高品質な給食の提供を目指しています。
導入の背景
河北医療財団は医療給食業務の効率化とコスト削減を目的として、セントラルキッチンの導入を決定しました。このシステムを採用することで、調理業務を一箇所に集約し、医療現場での給食制作の負担を軽減することが可能になります。その結果、今まで利用していた大規模な厨房を小さくすることができ、より多くの病床を確保できるメリットも生まれました。
また、ゼロカラが提供するクックフリーズ技術は、調理プロセスと解凍プロセスで二度加熱するため、衛生面での安全性が高まることも特徴です。将来的には、セントラルキッチン単体での食材供給が可能になることで、新たな収益源としての展開も期待されています。
給食会社との協働
これまで河北医療財団の給食業務は外部の給食会社に依頼していましたが、現在では食材供給を自社で行う新体制に移行しました。セントラルキッチンにて食材の仕入れから調理、凍結までを自社で行い、給食会社には解凍と盛り付けのみを任せています。この運営スタイルにより、限られた人手で効率的な給食提供が可能となり、採用の難しい職人の派遣人数を減らすことができるようになりました。
品質評価と味の再現性
ゼロカラの急速凍結機を使用すると、凍結された調理品でも食感や味が大きく損なわれることはありません。解凍後の品質は専門家からも高く評価されており、「美味しい」との驚きの声が多く寄せられています。実際に訪れた医療関係者からも、冷凍とは思えないほどの高品質な食事が提供されていると好評です。
未来への展望
現在、河北医療財団のセントラルキッチンは稼働を続けており、将来的には第二セントラルキッチンの設立も視野に入れています。ゼロカラとしても、医療現場の作業負担を軽減するための新技術の開発に取組み、持続可能な医療給食の実現に寄与していく予定です。
この取り組みは、河北医療財団が地域医療の中心として質の高いサービスを提供する一助となるでしょう。質の高い医療給食の提供は、患者様の治療にも大きな影響を与えるものです。今後も、ゼロカラと河北医療財団の連携に注目が集まります。