新しい社会貢献の形「coxco Labhood」
服飾ブランド「coxco」が新たに発表したプロジェクト「coxco Labhood」は、営利と非営利を融合させた革新的な取り組みです。このプロジェクトの目的は、社会課題を解決するための持続可能な仕組みを構築することにあります。具体的には、アパレル事業と連携して収益の一部をNPO法人DEAR MEが運営するフィリピン・マニラの「coxco Lab」に寄付する形で、教育機会や雇用を生み出すことを目指しています。
「coxco Lab」の設立背景
「coxco Lab」は、2015年からフィリピンの貧困地域での支援活動を展開してきた代表の西側愛弓によって、2023年に設立された服飾技能訓練校です。このスクールでは、縫製やデザインの技術を無償で学ぶことができ、既に16名の生徒が在籍しています。卒業生は、自社ブランド「coxco」をはじめとする他社の製品製造に関わっており、技術を持った人材を育成しています。
また、同スクールは教育機関であるだけでなく、工場としても機能し、卒業生たちは自立した職業人へと成長していきます。この取り組みは、貧困削減やジェンダーギャップの改善に寄与するだけでなく、国内での人材不足問題にも応えるものとなっています。
AOKIとのコラボレーション
「coxco Labhood」の第一弾として、株式会社AOKIが参加しました。AOKIは、女性の健康や悩みに配慮した機能性インナー商品を展開し、その売上の一部が「coxco Lab」に寄付されます。購入を通じて直接的に社会貢献ができるこの取り組みは、女性の活躍をさらに後押しする新たな形のプロジェクトとして注目を集めています。
「coxco Labhood」の仕組み
「coxco Labhood」は、加盟企業と協力し、様々な社会課題の解決に向けたプロジェクトを展開します。企業には「coxco Lab」とのタイアップや、SDGs・ESGに関する特別講義など、社会的アクションを促進する機会が提供されます。これは、企業背負う責任や情熱を社会に還元するための重要なステップです。
加盟特典と条件
加盟企業に対しては、「coxco Lab」のロゴや画像を用いた販促支援や、寄付金付きシールの使用許可、公式サイトでのインタビュー掲載など多岐にわたる特典が用意されています。加盟にあたっては、環境や社会への配慮を重視し、「coxco Lab」の理念に賛同することが条件となるため、興味のある企業はぜひ参加を検討して欲しいです。
未来へ向けた抱負
今後、「coxco」は「coxco Labhood」を通じて集まる資金をフィリピンの「coxco Lab」の運営に活用し、他のNPO団体への支援にも回すことで、さらに広範囲な社会的影響を与えることを目指します。
10月26日・27日には、フィリピンからの従業員が初来日し、新宿伊勢丹でのPOP-UPイベントも企画。多くの人々に「coxco」や「coxco Labhood」の取り組みを広め、共に持続可能な未来へ向かう一歩を踏み出して欲しいと願っています。
まとめ
これからの社会では、企業の社会的責任が益々重要視されていく中で、「coxco」のように営利と非営利を結びつけ、実際の行動で社会課題に立ち向かう姿勢が求められています。新たなプロジェクト「coxco Labhood」は、教育と雇用創出を通じて、より持続可能な社会の実現に貢献する素晴らしい例となるでしょう。