銀座英國屋のリサイクル活動
2025-09-24 14:18:20

銀座英國屋が10年以上続けるスーツリサイクル活動の意義と成果

銀座英國屋が取り組むスーツのリサイクル活動



銀座英國屋は、オーダースーツ専門店として長い歴史を持つブランドですが、特に注目されているのが10年以上にわたって行われているスーツリサイクル活動です。この取り組みは、2015年から株式会社JEPLANとの協力のもとスタートし、「捨てられない」というお客様の想いを大切に、製品が役目を終えた後の再利用を促進しています。

お客様の想いを大切に



銀座英國屋で提供されるオーダースーツは、どれもお客様の人生の大切な瞬間と深く結びついています。「このスーツは商談の成功を祝ったもの」や「結婚式のために仕立てた一着」といったように、スーツには思い出が詰まっているのです。また、故人の愛用していたスーツをどうすればいいのかという相談も少なくありません。そんな時、銀座英國屋は「思い出を捨てさせず、次の世代へ引き継ぐ」という考え方を大切にし、スーツの回収を行っています。

久しい継続が生み出した成果



実際、現在では年間200着ペースでのスーツ回収が実現。これは単なる数字にとどまらず、背後には5,000着のスーツに込められたお客様の思いが存在します。回収されたスーツは、JEPLANの手により新たな製品に生まれ変わるだけでなく、特にウール素材については「反毛」というプロセスで自動車の内装材として再利用されています。

このリサイクル活動に対して、お客様からは「英國屋が推奨するなら安心できる」といった声が寄せられ、社会貢献の一環として誇りに思われていることが分かります。大切なスーツに込められたストーリーが、次の世代へと繋がることに喜びを感じているのです。

環境に優しいファッションとしての理念



ファッション業界では大量廃棄が問題視される中、銀座英國屋の製品廃棄率は0.1%以下という優れた水準を維持しています。多くのお客様が一着のスーツを20年近くにわたって愛用していることからも、その品質の高さが伺えます。

また、3代目社長の小林英毅氏は「人的サステナブル」の重要性を唱え、社員が長く活躍できる環境作りに取り組んでいます。従業員の「働きがい」を感じながら、最高のサービスを提供することが業界全体への責任であると考えています。

次世代への技術継承



銀座英國屋では、熟練職人の技術を次の世代へ継承するため、若手育成に力を入れています。業界が高齢化する中、20代から40代の社員が50%以上を占める体制を整えていることは特筆すべき点です。さらに、独自のフィッティング技術を持つ専門のスタッフが在籍し、それにより個々のお客様に最適なスーツを提供することが可能です。

銀座英國屋が目指すサステナブルな未来



「BRING」による服の資源循環や、人的なサステナブルの実現を通じて、銀座英國屋はファッションと社会全体を豊かにする循環型社会の構築を目指しています。サステナビリティを意識した活動は、多くの人々に共感を呼んでおり、今後も進化し続けることでしょう。最後に、銀座英國屋のオーダースーツはただの衣服ではなく、それぞれの人生の物語が詰まっていることを忘れないでください。これからもお客様の大切なスーツを次の世代へ繋げるため、全力を尽くしてまいります。


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