個性としての生きづらさ
2025-12-25 11:10:28

障がい者支援の新たな視点を発見したフォーラムレポート

フォーラム「生きづらさは個性」での気づき



2025年12月11日、大阪市中央公会堂で開催された「第3回アキラメナイフォーラム」は、多くの人々にとって新たな視点を提供する貴重な機会となりました。障がい者支援を行うReSowホールディングスが主催するこのフォーラムは、障がいを抱える方や精神的な不調を持つ方の「生きづらさ」に焦点を当て、その捉え方や向き合い方を考える場です。

講演の概要



この日、特別ゲストとして登壇したのは、お笑いタレントの鳥居みゆきさん。彼女は、自身の経験を基に、これまで感じてきた生きづらさについてユーモアを交えながら語りました。

鳥居さんは、幼少期から周囲と同じ行動を取るのが難しく、居場所を見つけられないことで何度も苦しんだと述べました。そして大人になってからも、社会の中で緊張や不安を伴う毎日を送ってきたことを率直に明かしました。その中で彼女が辿り着いたのは、「無理に自分を変えようとするのではなく、自分の特性を知り、どう付き合っていくかを考えること」でした。自身の限界をあらかじめ見極め、その範囲内で行動を設計することが、日常生活を少しでも快適にするための工夫であると示しました。

講演を通じた共感と学び



鳥居さんの講演中には、彼女の子供時代のエピソードを元にしたクイズが展開されました。例えば、父の日の似顔絵や、写生大会で描いた眼鏡のフレームのエピソードなど、当時は「変わっている」とされ別の角度から捉えられていた出来事ですが、今では彼女の唯一無二な視点の表れであると理解されます。「かつて否定されたものも、今見ると個性に変わる」と語る彼女の言葉には、会場全体に共感の輪が広がりました。

様々なバックグラウンドを持つ人々の参加



フォーラムには、福祉や就労支援に関わる専門家をはじめ、当事者、その支援を求める一般の方々が一堂に会し、それぞれが自身の「生きづらさ」について深く考える貴重な時間となりました。特に「生きづらさは個性である」というメッセージが、参加者にとって単なるスローガンとしてではなく、実体験を通じて響くメッセージとして捉えられたことが印象的でした。

未来に向けた希望の発信



今後もReSowホールディングスは、「アキラメナイフォーラム」を続け、誰もが自分の特性を理解し、活かしていける社会の実現を目指すとしています。生きづらさを抱える人が孤立することなく、自身の特性を受け入れられる社会を目指すための一歩となるこのフォーラムの意義は深く、これからの活動に期待が寄せられます。

本フォーラムが、参加者にとって新たな気づきの場となったことは間違いありません。自分自身の生きづらさを見つめ直し、個性として受け入れる力強いメッセージが、多くの人々の心に響きました。

最後に、司会のはやた真平さんがフォーラムの終演後に記念撮影をし、参加者全員が笑顔で交流する場面が印象的でした。このようなイベントが、より多くの人々に広がることを願っています。


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