年代によるクレンジングの選び方!オイルタイプが人気も意見は分かれる
株式会社鈴木ハーブ研究所が、10代から60代の女性600名を対象に行った「クレンジングとスキンケアに関する調査」の結果を発表しました。ここでは、その調査結果を基に年代ごとのクレンジングに関する傾向を探ってみたいと思います。
■クレンジングの使用率とタイプ
調査によると、使用しているクレンジングのタイプは「オイルタイプ」が最も多く選ばれました。年代別に見ると、特に10代から30代の間でオイルが人気です。しかし、50代と60代ではその使用率が他の年代に比べてやや低下していることが示されました。これは、世代による肌の特性や感受性の違いが影響している可能性があります。
■オイルクレンジングのイメージの違い
オイルタイプクレンジングへのイメージを聴取したところ、全体的に「メイクがしっかり落ちる」という印象が最も多く挙げられました。ところが、10代の回答者は「角栓や黒ずみが取れる」という期待が高い一方、50代・60代では「べたつく」「ぬるつきやすい」というネガティブな印象も多く聞かれました。この違いは、肌質や年代ごとの悩みの違いを反映しているようです。
■選ばれる理由は?
現在使用しているクレンジングを選んだ理由としては、「メイク落ちがよい」が際立っています。特に30代以降では、「肌にやさしい」も重要視されており、両者の選択率がほぼ同じとなっています。対照的に10代では、洗い上がりの感触を重視する傾向があり、「洗いあがりがつっぱらない、乾燥しない」という基準が低かったのが印象的です。これは、若い世代が洗浄力に対する意識や、乾燥への敏感さが異なるためでしょう。
■ダブル洗顔の実態
クレンジング後のダブル洗顔を「いつもしている」と答えた人は57.8%に上りました。興味深いことに、10代では「習慣だから」という理由がもっとも多く、具体的な推測を持たない傾向がみられました。これは、彼女たちが、周囲や周辺の影響を受けやすいからなのかもしれません。20代以降は、ダブル洗顔を行う理由として「クレンジングだけでは皮脂や汗が残る気がする」という具体的な意見が多く寄せられています。
■年代の違う嗜好、消費意識
50代・60代でオイルタイプの選択率が低い理由は、ズバリ「べたつく」「ぬるつきやすい」といった懸念に起因しています。また、商品選択における基準も明確に異なります。年齢を重ねるごとに変化する肌状態が、クレンジング選びにも影響を与えているのは理解しやすい点です。
■ダブル洗顔とSNSとの関係
近年はSNSが情報源として重要視されていますが、興味深いことにダブル洗顔に関する考え方には、美容雑誌やSNSの影響がほとんどなかったという結果が出ました。多くの人が「ダブル洗顔は当たり前」と考えており、SNSを調べる必要性を感じていない傾向にあるようです。この点は、クレンジングやスキンケアの常識が、世代を越えて継承されている証拠とも言えます。
■まとめ
この調査からは、年代によるクレンジング選びの違いや、オイルタイプに対するイメージの変化が浮き彫りになりました。それぞれの世代が持つ肌の状態や悩みに応じて、クレンジングの選び方が異なることが明らかです。自分に合ったクレンジングを選ぶためには、年齢に応じた視点や感受性を意識することが大切です。