職場の妊活支援
2024-12-06 10:53:12

妊活・不妊治療と仕事の両立を考えるハイブリッドセミナーの成功

近年、妊活や不妊治療が注目を集めていますが、これらを仕事と両立させることは容易ではありません。そんな中、グリコ栄養食品株式会社が主催したハイブリッドセミナー「プレ子育て支援妊活・不妊治療と仕事の両立」が注目を集めました。このセミナーでは、管理職が職場における妊活への理解を深め、支援の手法を学ぶ貴重な時間が提供されました。

このセミナーは、グリコ栄養食品の管理職向けの研修の一環として行われ、特に妊活や不妊治療における課題を抱える社員を支援することを目的としたものでした。参加者は大阪本社から35名、さらに遠方からのオンライン参加者が14名という多様な形式で行われ、ハイブリッドな開催となりました。

セミナーには、株式会社ファミワンの看護師・生殖医療相談士の濱田亜紀さんと、臨床心理士の戸田さやかさんが講師として登壇。妊活や不妊治療に直面する現実についての情報提供や、具体的な事例を交えての講義が行われました。特に、妊活中の課題や自治体における支援制度の違いについても、細かく説明がありました。

また、このセミナーの特徴的なポイントは、学んだ知識をつなげるためのグループワークが組まれていたことです。参加者は、実際のシチュエーションを想定し、自分がもしその社員だった場合にどのように支援できるかを考える機会を得ました。このようなワークショップ形式のアプローチは、参加者自身にとって実践的で、理解を深める助けになったようです。

グリコ栄養食品では、妊活・不妊治療、育児に関連する特別休暇制度を設けており、今回のセミナーを通じて、その利用促進を図る取り組みにもつながりました。育児支援制度に加えて、「プレ育児」という新たなコンセプトを導入し、妊娠を望む社員が安心して必要なサポートを受けられる環境づくりに注力しています。

参加者からのフィードバックによると、セミナーの満足度は84%に達し、多くの参加者が、普段は考えなかった妊活・不妊治療に対する理解を深められたと感じるようでした。特に、情報提供が自分事として捉えられるようになり、職場での取り組みが重要であることに気づいたとの声が寄せられました。

上田様が述べたように、男女ともに20代後半から30代半ばの社員が多いグリコ栄養食品では、育児支援制度だけでなく、妊活へのサポートにも力を入れています。このような取り組みを通じて、柔軟な働き方を推進し、個人の成長を支える職場環境を築いていくことが目指されています。

今後も、こうした企業の取り組みが広がることで、妊活・不妊治療に関する理解が深まり、支援が進むことが期待されています。そして、今後はより多くの企業がこのような重要なテーマに真摯に向き合い、働く人々の心身の健康を支える文化が根付くことを願います。


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