大阪・関西万博で新しいファッションの形を体験しよう
4月19日から24日までの間、大阪・関西万博のギャラリーWESTでは、「点字考案200年視覚障害者の世界を体験する」というイベントが開催されます。このイベントの中でも特に注目すべきは、フェリシモが展開する「オールライト研究所」が提供するインクルーシブファッションの展示です。「裏表前後ろのない服」という新しいコンセプトのアイテムがここで紹介され、実際に見て触れることができます。
インクルーシブファッションとは?
インクルーシブファッションは、視覚障害者やその他の障害を抱える方々が、より快適で楽しく日常生活を送るためにデザインされたファッションです。フェリシモの「オールライト研究所」は、そんな思いを込めて「裏表のない世界」というプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、靴下、Tシャツ、パンツといった、裏表や前後なさを気にせずに着用できるアイテムを展開。これにより、視覚障害者だけでなく、誰にとっても使いやすくデザインされています。
展示アイテムの詳細
展示では、以下の3種類のアイテムが中心になります。
1.
裏表前後のない靴下: つま先の縫い目がなく、自由に履ける靴下です。サイズはフリーサイズで、ネイビー、グレー、オフホワイトの3色展開。
2.
裏表前後のないポケットTシャツ: レディースとメンズサイズがあり、シンプルでありながら機能的にデザインされたTシャツ。半袖と長袖があり、ブラック、グレージュ、ホワイトのカラーバリエーションがあります。
3.
裏表前後のないダブルガーゼパンツ: 優れた通気性と快適さを兼ね備えたパンツで、まずはレディースとメンズのサイズ展開があり、ブラックとグリーンの選べる色があります。
これらのアイテムは、さまざまなニーズに応えるためにデザインが施されており、肌に触れる部分も配慮されています。
体験型イベントの魅力
また、このイベントでは、点字を打つ体験やパラスポーツの体験、視覚情報に依存しないゲーム体験など、様々な視覚障害体験ができるコーナーも設けられています。視覚障害者と交流することで、参加者がインクルーシブ社会について考えるきっかけとなることを目的としています。
トークショーでの学び
4月24日には、MBS 毎日放送のアナウンサーが日替わりで登場し、「オールライト研究所」の取り組みについてのトークショーも行われます。この機会に、ファッションがどのように社会課題を解決できるかを学んでみてはいかがでしょうか。
未来のファッションを考える
「オールライト研究所」は、視覚障害者のみならず、あらゆる人が快適に過ごせる社会の実現に向けて、様々なプロジェクトを進行中です。これからのファッションが障害の有無にかかわらず、すべての人にとって心地良いものであるために、今後も注目が必要です。
ぜひ、大阪・関西万博に足を運び、新しいインクルーシブファッションの世界を体験してみてください!