ファンケルが中高生にお届けする更年期理解の講座
株式会社ファンケルは、賢明女子学院中学校・高等学校(兵庫県)と聖光学院高等学校(神奈川県)において、中高生を対象に「ファンケル SDGs講座」を開催しました。この講座は、ダイバーシティ&インクルージョンをテーマに、685人の学生が参加。特に女性の健康課題である「更年期」に焦点を当て、学生たちにその理解を深める機会を提供しました。
講座の背景と目的
この講座は、ファンケルが取り組む「FANCL MENOPAUSE ACTION」の一環として実施されました。学生たちが学校生活の中で触れることが少ない更年期に関する知識を共有し、理解を促進することが目的です。講座は「なぜ企業はダイバーシティとインクルージョンを推進するのか?」という問いから始まり、続いてダイバーシティ&インクルージョンの重要性が説明されました。
更年期の必要性を学ぶ
さらに、講座では日本におけるジェンダー平等の進展が遅れている背景にも触れました。そして女性活躍の中で重要な健康課題として「更年期」が取り上げられ、学生たちは映像視聴やディスカッションを通して理解を深めていきました。そんな中で、「更年期を知って自分たちにできることとは」というテーマに基づいて再度グループ討論が行われ、様々な意見が寄せられました。それらの中には、「周りへの理解を促進し、相談しやすい雰囲気を作りたい」、「母親への感謝の気持ちを伝えたい」など、実際の行動に結びつく考えが多く含まれていました。
アンケート結果の考察
講座終了後に行われたアンケートでは、ダイバーシティ&インクルージョンに対する理解が深まったと感じた学生が9割以上に達し、SDGsへの理解も促進されたことが示されました。特に新たな知識を得たことで、「自分にもできることがあると感じた」という意見が聞かれ、行動のきっかけとなることが期待されています。
また、更年期についての知識については、受講前に「知らない」と答えた学生が半数以上だったものの、受講後には約90%が理解できたと回答。更年期への理解は、講座を通じて広がったと言えるでしょう。学生たちはこれをきっかけに、「お母さんへのサポートを考えたい」とか「更年期について調べてみる」と行動に移す意欲も見せました。
反響と今後の取り組み
参加した学生たちからは、「更年期は言いにくいテーマだったが、寄り添う姿勢を持ちたい」、「女性全員に訪れる問題であることを認識した」などの声が聞かれ、講座がもたらした影響の大きさが伺えます。ファンケルは「更年期をひとりにしない。みんなの理解が支えになる」というメッセージのもと、2024年10月から学生や更年期世代を対象に講座を実施する予定です。この講座では更年期について正しく学ぶ機会を提供し続けます。
「ファンケル SDGs講座」は今後も大学や専門学校、さらにはファンケル 銀座スクエアで講義やイベントを開催する予定。これまでに開催したイベントには延べ2,500人以上が参加し、確実に理解の輪を広げています。更年期に関する正しい情報を発信し、この重要なテーマへの理解を深めあうための努力を続けていきます。