伊予市が織りなす地域活性化プロジェクト
愛媛県伊予市では、地域の特産品を活用した魅力あるメニュー作りに取り組む「iProject!」が進行中です。このプロジェクトは、伊予農業高校と松山大学といった教育機関、さらには地元の民間事業者を巻き込んだ地域活性化事業。最近の取り組みとして、伊予市は市制20周年を記念して、故郷の偉人である佐伯矩博士をテーマにした市民参加型ラジオドラマを制作・放送しました。佐伯博士は、大根から消化酵素「ジアスターゼ」を発見した功績があり、この業績にちなんで、大根を使ったオリジナルメニューの開発に挑むことになりました。
iProject!の目的と活動
「iProject!」は、次世代を担う人材育成を目的としており、地域の魅力を引き出し、発展に寄与するために様々な職業人と学生が一緒に協力することがその核となっています。具体的には、伊予農業高校の生徒が新しいレシピを開発し、松山大学の学生がそのメニューを消費者目線で改善を加えるというプロセスが行われています。この結果、地域の特産品を利用した新しいメニューが誕生しています。
メニュー開発の成果
今回の発表会では、開発されたメニューの中から「大根コロッケ」と「大根チップ」という2品が紹介されます。高校生の誇りをかけたこれらのメニューは、地元の特産品大根をふんだんに使い、伝統的な料理に現代的なアプローチを加えたものです。
イベントでは、伊予農業高校の生徒がメニューについて詳しく説明し、松山大学の学生がその魅力をプレゼンテーションします。さらに、民間事業者の方々にも試食していただき、実際に彼らの意見を聞くことができます。これは、参加者にとって非常に貴重な経験となるでしょう。また、メニューがどのようにブラッシュアップされてきたかを知る良い機会でもあります。
発表会の詳細
最終提案成果発表会は、令和7年10月28日(火)の15:00から15:50に、伊予農業高校の調理室で開催されます。ここでは、学生たちの努力の結晶であるメニューを実際に味わうことができ、地域活性化と食文化の融合を体験する素敵な時間となります。
未来へ向けた取り組み
「iProject!」は、教育と地域活性化の新しい形を示す事例と言えるでしょう。伊予市の特産品が支持され、地元の食文化を守りながら、新たな発展を目指す今回の試みは、ますます注目が集まっています。参加者の皆様がこのプロジェクトを通じて、地元に対する愛着を深め、新しい発見をすることができることを期待しています。
取材のお知らせ
取材を希望される方は、伊予市企画振興部地域創生課までご連絡ください。事前に取材申し込みが必要ですので、是非お越しいただき、地域の魅力を直接感じ取ってください。これからの伊予市発展に向け、皆さんのご協力もお待ちしております!