大阪で新作音楽公演『Chronograffiti』が日本初演!
2025年7月、北加賀屋のアーティスト支援プロジェクト「KCVセレクション」によって生まれた音楽公演は、音楽家・日野浩志郎による新しい作品『Chronograffiti』です。この公演は日本での初演となります。
開催場所は、大阪のクリエイティブセンター大阪。公演は7月25日から27日までの3日間にわたり、計4公演が予定されています。期待されるパフォーマンスは、日野が独自に作曲した作品の演奏で、パーカッションを中心に構成されます。
「KCVセレクション」とは?
一般財団法人おおさか創造千島財団が支援する「KCVセレクション」は、北加賀屋のアーティストやクリエイターを対象とした協働プロジェクトです。オリジナル企画を支援し、地域の創造文化を育むことを目的としています。2024年に始まったこのプロジェクトの初回には、音楽公演「歌と逆に。歌に。」が開催されました。
新作『Chronograffiti』の特徴
今回の『Chronograffiti』は、ドイツのMoers Festivalにて世界初演される新作の日本初演で、日野が手掛けた作曲作品です。演奏者は元・鼓童の前田剛史、安藤巴、谷口かんなという3名のトップパーカッショニストによるリズムアンサンブルです。
日野は、独自のリズム作曲法を確立してきた音楽家であり、最小限の楽器を用いて陶酔感を引き出す音楽を試みます。ボンゴやスネアなどのシンプルな打楽器を駆使し、身体的、精神的な高揚感を与えるような作品になります。
さらに、古舘健によるビジュアルエフェクトも見どころです。このエフェクトは、演奏者の動きや楽器の振動を視覚的に表現し、観客に新たな感覚体験を提供します。公演のタイトル「Chronograffiti」は、時間を意味する「Chrono」と、落書きの「Graffiti」を組み合わせた造語で、時間と身体が生み出す視覚的な残像を象徴しています。
公演の詳細
公演の日程は以下の通りです:
- - 7月25日(金) 19:30開演
- - 7月26日(土) 14:30開演 / 19:30開演
- - 7月27日(日) 14:30開演
上演時間は約80分。料金は一般で3,500円、U25で2,500円、当日券は4,000円となっています。チケットの取り扱いは、
ZAIKOのイベントページから可能です。
日野浩志郎のプロフィール
日野浩志郎は島根県出身の音楽家で、メロディ楽器も打楽器として使用し、独自の音楽スタイルを追求しています。彼はさまざまな楽器を使い、多様な音楽ジャンルに取り組むアーティストとして知られています。彼のこれまでの代表作にはハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」や、大規模なライブ「GEIST」が含まれます。
魅力あふれるパフォーマンスが期待される本公演をお見逃しなく!アートと音楽が融合する特別な体験を、ぜひご堪能ください。