LuckyFMが30年ぶりに売上最高を記録！進化するラジオ局の新たな挑戦

LuckyFMが成し遂げた30年ぶりの売上記録

茨城県水戸市に本社を構える株式会社LuckyFM茨城放送が、2025年3月期において30年ぶりの売上高を更新しました。新たに記録された金額は1,648,937千円で、これはオーナー堀義人が就任後の5年で見事に2.5倍に成長した結果です。ここでは、その背景や取り組み、成長の理由について深掘りしてみましょう。

オーナー交代と改革への道

LuckyFMは2019年に現オーナーが就任し、徹底的な経営改革をスタートしました。特に注目すべきは、ほぼ全ての番組を内製化し、オリジナルのコンテンツを提供する体制を築いたことです。この動きは、リスナーが求める質の高い番組を作り出すための重要なステップとなりました。さらに、つくばに新たな中継基地を設けることで、FMへの転換を急速に進め、「LuckyFM」という新ブランドでの市場展開に成功しました。

イベントで広がる魅力

今回の成長の要因の一つが、イベント事業の強化です。昨年度、3年目を迎える「LuckyFes’24」を開催し、国内外から114組のアーティストが出演しました。その結果、6万人以上の観客が集まり、イベントとしての成功を収めました。これにより、LuckyFMに対する支持が一層高まり、リスナー層の拡大にも寄与しました。

加えて、水戸市民会館での主催コンサートや、屋外イベント「ヤバいぜ！アラ還！LuckyFMラジオまつり」など、多彩な企画を通じて地域貢献にも注力しています。

若年層を意識した番組編成

また、若年層リスナーを獲得するための新規番組の立ち上げも功を奏しています。「Teen’s FM」や「LuckyFM K-POP Sundays」といった音楽をテーマにした番組は、若者を惹きつける内容として好評です。このように、ターゲット層を明確に意識した番組構成が、リスナーのニーズに応えています。

今後の展望

新年度に向けて、LuckyFMは引き続き放送事業とイベント事業の二本柱を強化していくとともに、2025年の8月には「LuckyFes’25」を開催予定です。このイベントには過去最高の来客を見込んでおり、さらなる成長が期待されています。また、リスナー倍増プロジェクトやPodcastの制作にも注力し、より多くの人々にリーチできる機会を増やしていく計画です。

さらに、2025年6月には新しい社長が就任し、新たなビジョンのもとさらなる成長を目指します。