未来のキャリア形成を考える「ワタシゴトキャリアラボ」
東京女子大学で行われた「ワタシゴトキャリアラボ」は、企業と大学が協力して若者のキャリアについて考える重要なワークショップです。2022年から継続的に行われており、タキヒヨー株式会社をはじめ、いくつかの企業とともに、実際のビジネスケースを通じて学生たちに貴重な学びの機会を提供しています。今回は、特に「インバウンド」をテーマにした取り組みが行われました。
ワークショップの目的と内容
「ワタシゴトキャリアラボ」では、学生たちが企業の実例を通じて、働くことをリアルに体験し、今後の自分のキャリアを考え、具体的な行動につなげることを目指しています。参加者はチームで協力し、与えられた課題を解決するためのワークに取り組みます。
本年のワークショップでは、「日本でこそ買いたい服を考えよう」と題して、新たなファッションアイテムの企画に挑戦しました。学生たちはマーケットリサーチの方法や商品企画におけるリサーチの重要性を学び、実際の市場データを元にした商品企画を行ったのです。
参加者の声
参加した学生たちは、チームで商品を企画する経験が非常に新鮮であり、学校での活動とは異なる難しさや充実感を得たと口々に述べています。「本物のビジネス環境で働く方々との関わりから、自分の仕事に対する考え方が変わった。発言や行動をすることが怖くなくなった」といった感想もあり、分かりやすい変化が見えました。
このような体験を通じて、多くの学生が自信を持ち、新しい挑戦に臨む姿勢を育んでいることが伺えます。
働くことの解像度を高める
「ワタシゴトキャリアラボ」は、単に職業を考えるだけではなく、学生が社会人としての必要なスキルやマインドセットを養うことを目指しています。経済産業省が提唱する社会人基礎力にもとづき、参加者は自身の能力向上を実感している様子です。
特に「新しい価値を生み出す力」や「物事に進んで取り組む力」に関しては、ワークショップ参加後のアンケートで顕著な向上が見られました。今後もこのような取り組みを通じて、自分のキャリアを主体的に考え、行動する力を育てていけることが期待されています。
未来に向けて
タキヒヨー株式会社は、今後もこのような教育プログラムに参加し、企業と学生の距離を縮めることで、未来を担う若者の育成に寄与していくことを約束しています。働くということの意味を深め、自分自身のキャリアを主体的に形成していく力が育成される場として、ワークショップは益々重要な存在となるでしょう。
学生たちがこの経験を経て、将来のキャリアをどのように描いていくのか、非常に楽しみです。今後もこのような成功事例が増えることを期待しましょう。