JINSが2026年度新卒初任給を30万円に引き上げ、グローバル人材育成を視野に
JINSが2026年度新卒初任給を引き上げ
株式会社ジンズホールディングス(JINS)は、2026年度の新卒初任給を月額300,000円に改定することを発表しました。これにより、アイウエア業界でトップレベルの水準を誇り、新卒社員を「グローバル社員」と位置付け、国際的なビジネス展開を加速させます。この試みは、人材投資の一環として、魅力的な労働条件を提供し、優れた人材を確保することを目指しています。
3年連続のベースアップ
2025年9月から、JINSでは店舗に勤務する正社員に対し、3年連続で基本給を増加する予定です。これは競争力を高め、質の高いサービスを提供するための取り組みであり、顧客体験の向上につながります。新卒初任給の改定は、長期的な成長戦略の一環で、グローバル市場での競争力を強化することを狙いとしています。
グローバルな視点での人材育成
JINSは「Magnify Life - まだ見ぬ、ひかりを」というビジョンのもと、独自の価値を提供することで、世界中の人々の生活を豊かにすることを目指しています。国内外を問わず、多様な市場への出店を進めており、現在は国内509店に加え、中国、米国、台湾、香港、フィリピン、そして新たにベトナムにも進出が決定しています。このような国際的展開の中で、優秀な人材の獲得と育成が不可欠です。
新卒社員は原則「グローバル社員」として採用され、海外での店舗運営を通じて、国際的に通用するスキルを身につけてもらいます。さらに留学生などの多様な人材も受け入れることを検討し、入社日も増やす計画です。
地域限定勤務の選択肢
きめ細やかなキャリアパスを提供するために、JINSでは地域限定勤務を希望する社員のための制度も設けます。グローバル社員としてのキャリアを経験した後、住所地の地域に限定して勤務する「リージョナル社員」への転向が可能です。このように、社員一人ひとりのライフスタイルや志向に寄り添った柔軟な働き方を支援しています。
リージョナル社員の基本給も2025年9月から増加し、全店舗の正社員の待遇改善が図られます。これによりJINSは、意欲的で能力のある人材を大切にし、引き続き職場環境やキャリアの選択肢を整備することで、更なる成長を試みます。
まとめ
JINSは、2026年度の新卒初任給の引き上げを含む、新たな人材戦略を策定しました。グローバル視点での人材育成、質の高い顧客体験の提供、柔軟なキャリアパスの導入など、多彩な施策で世界的なブランドへと成長していくことを目指しています。優れた人材を確保し、彼らが世界で活躍できる環境を整えていくことが、JINSの今後の成長に大きく寄与するでしょう。