スタイリッシュな支援が生まれる場
髪の悩みを抱える人々のための新しい取り組みとして、フィーノはファッションブランド「N HEAD WEAR」とコラボレーションしました。このプロジェクトは、医療用ウィッグを必要とする方々の心の支えとなることを目指しています。特に、フルウィッグとしては使用が難しい髪を利用し、帽子に合わせて着用できる部分ウィッグが制作されました。この部分ウィッグは、髪があることの喜びを感じながらも、がん治療などで髪が抜け落ちた方の「自分らしいおしゃれ」を取り戻す手助けをします。
髪のドネーションが生む新たな形
フィーノが展開する「finoウィッグBank」のヘアドネーション活動では、多くの方々から寄せられた髪を使用しています。このプログラムでは、31cm以上の髪を集めることを目指し、実に1,883名分の髪が集まりましたが、フルウィッグにして活かせない髪も存在します。このような髪も無駄にせず、丁寧に活用することがフィーノの願いです。
今回の新作プロジェクトでは、このような想いを受け止め、帽子用部分ウィッグを通じてみなさんの髪の想いを繋ぎます。乳がんによる脱毛の経験があるデザイナーが手がけるN HEAD WEARとのコラボレーションは、誰もが「おしゃれ」を楽しむ手段を広げます。
乳がん早期発見の大切さを啓発
新プロジェクトの立ち上がりを記念して、ピンクリボン月間に合わせたキャンペーンも展開されます。10月1日からスタートし、N HEAD WEARの帽子の購入者を対象に、先着15名様に部分ウィッグが贈られるとのこと。この取り組みにより、特にがん治療中の方々に向けた支援を目的とした新しいスタイルの相乗効果が期待されます。
サポートの声を届ける
ウィッグを着用した経験がある方を対象に行われた調査でも、フルウィッグを使うことで気持ちが前向きになるという結果が示されています。しかし、着用時の不満も多く、特に「購入時の価格が高い」「長時間着けることが不快」といった声も。これらのニーズに応えるために、帽子用部分ウィッグはフルウィッグに代わる選択肢を提供します。
自分らしさを大切にしたおしゃれ
新しい帽子用部分ウィッグは、簡単に着脱でき、長時間でも快適に過ごせる設計となっています。そのため、髪を失った方々が心地よくおしゃれを楽しむ手助けとなることでしょう。自分らしさを大切にしたファッションを通じて、支え合うことができるこのプロジェクトは、さまざまな人々に新たな希望をもたらします。
この取り組みが拡がり、ウィッグの選択肢が増えることで、がん治療を受ける方々が少しでも安心して過ごせる日常が創出されることを願っています。これからもフィーノとN HEAD WEARのコラボレーションを通じて、新しい価値を生み出し続けることが期待されます。