シュウウエムラがパリファッションウィークで魅せるメイクアップの新境地！

シュウウエムラがパリファッションウィークの舞台で魅せた魔法

2025年10月1日（現地時間）、パリファッションウィークにおいて、日本発のメイクアップアーティストブランド「シュウウエムラ」が、上海と香港を拠点とするデザイナーのキャロライン・フー（caroline hu）のショーでバックステージメイクを担当しました。このコラボレーションは、シュウウエムラのインターナショナルアーティスティックディレクターである内出（uchiide）が中心となり、コレクションに独自の美をもたらしました。

破壊とロマンスのコンセプト

「破壊とロマンス」というメイクアップコンセプトのもと、内出はチュールやパステルカラーの美を巧みにハーモナイズ。今回のコレクションでは、彼の技術により質感とエッジさが加わり、見事に仕上げられました。

ショーでは、デザインの中に潜む愛の二面性が鮮やかに表現されました。その様子は、コントラストの効いたデザインとテクスチャーによって、儚くも力強い美の瞬間が生み出されていく様子で見る者を魅了しました。

特に注目すべきは、2つの独特のルック。一つは、下まぶたに赤いアイシャドウを柔らかく広げたエモーショナルなスタイル。もう一つは、曖昧ににじんだチェック模様のリップが印象的なスタイルです。これらのルックは、シュウウエムラのメイクアップアーティストによる“最後の一筆”で、可憐さと遊び心を感じさせるデザインに命を与えました。

ルックの詳細

1. エモーショナルな目元
下まぶたに広がる赤いアイシャドウが無邪気さと同時に情熱を表現。流れるようなぼかしが、奥行きを与え、目元に感情を宿らせます。

2. チェック模様のリップ
曖昧ににじんだチェック模様は、独自のスタイルで自己表現を強調。印象的な色合いが、シンプルなコーディネートに大胆さをプラスします。

キャロライン・フーの魅力に迫る

キャロライン・フーは、2019年に設立した「Reverie by Caroline Hú」で知られています。ニューヨークと上海を拠点に活動し、彼女の作品は現代美と卓越したクラフトマンシップが見事に融合したロマンティックなスタイルです。彼女のデザインは見る者の想像力を掻き立て、女性の自立や意識を再定義し続けています。

フーはロンドンのセントラル・セント・マーチンズ及びニューヨークのパーソンズ美術大学で教育を受け、2019年にはLVMHプライズのファイナリストとしても名前を挙げられました。その後は高評価を受け、Forbes Chinaの「30 Under 30」にも選ばれるなど、グローバルな舞台で活躍しています。さらに、彼女の作品はニューヨークのメトロポリタン美術館にも収蔵されており、アートとしても一目置かれる存在です。

シュウウエムラの歴史と革新

1967年に誕生したシュウウエムラは、メイクアップとスキンケアを融合させたパイオニアとして知られています。創始者の植村秀は、「美しいメイクアップは、美しい素肌からはじまる」という理念のもと、現在もその精神を受け継いでいます。シュウウエムラは個性美を提案し、美容の新しい形を常に追求しています。

最後に

シュウウエムラとキャロライン・フーのコラボレーションは、ビューティとファッションの新しい時代を告げるものです。この二人のアーティストが織りなす独自の美しさとクリエイティビティは、これからのトレンドを先取りする者たちにとって、今後のスタイルの参考にしてほしいものです。また新たな展開を見せる彼らの次の足跡に、ぜひご注目ください。