概要
最近の若者食事シーンで見られる光景といえば、片手に箸、もう片手にはスマホという姿。特に夕食時において、家族で囲む食卓から流れるスマホの音は驚くほど日常化しています。この状況を受けて、10代から10代後半の若者たちがこの“ながらスマホ”をどう捉えているのか、全国的な調査結果を元に見ていきましょう。
調査結果の概要
マーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」では、14歳から19歳の男女を対象に食事中のスマホ利用についてのアンケートを実施しました。結果は、日常的にスマホを使いながら食事をする若者は47.4%に対し、しないと答えた若者は52.6%に達し、それぞれの意見がほぼ半々となりました。
「ながらスマホをする派」の意見
多くの“ながらスマホ派”の若者は、以下のような意見を寄せています。
- - 「暇だから」
- - 「食べる以外にすることがない」
- - 「食事がつまらない」
このように、食事を退屈に感じ、動画や音楽で気を紛らわす傾向が強いことが分かりました。特に動画コンテンツへの依存度が高く、YouTubeやアニメが朝食や夕食の必需品になっている様子が伺えます。テレビに対する興味も薄れているようで、「面白い番組がないから」との声が多いものの、スマホなら自分好みのコンテンツにアクセスできる自由を享受しています。
また、忙しい生活の中で時間を有効活用するために、食事中にスマホを使う人が多いことも特徴です。高校生たちにとって、食事がスマホをじっくり見るための貴重な時間となっています。
一方、一人暮らしをしている大学生からは孤独感を埋めるためにスマホを利用しているという意見も寄せられており、食事中もデジタルコンテンツとともに過ごす若者が多数存在しています。彼らの中には、「依存症」と自覚する声も増えており、食事中にスマホを手放せない状況が生まれています。
「ながらスマホをしない派」の意見
一方で、表の意見を持つ52.6%の若者たちからは、以下のような強い意見が寄せられました。
- - 「マナーがないから」
- - 「お行儀が悪い」
- - 「家庭のルールだから」
- - 「家族との時間を大切にしたい」
特に「マナー」に対する意識が強く、家族との会話を重視している若者も多いようです。家族との貴重なひとときにスマホを持ち込むことに抵抗を感じている人がたくさんいます。このように、食事時間を重要なコミュニケーションの場と捉える意見が特徴的です。家庭によっては、「ながらスマホは禁止」としつこく教育されているケースもあり、親のしつけが影響を与えている様子が見受けられます。
特に男子学生の中からは、「食べ物に失礼」「下品」といった意見が多く見られ、食を大切にする気持ちが強いことがうかがえます。
まとめ
食事中の「ながらスマホ」は、若者にとって日常の一部である一方、多くの若者はその行為に疑問を持っていることが分かりました。娯楽としてのスマホに依存する声がある反面、マナーや家庭の教育によって“しない派”も存在しています。今後、この文化がどう変化していくのか、注視していきたいところです。