豆乳由来イソフラボンが肌バリア機能を強化する新発見
ノエビアグループは、九州産の丸大豆「ふくゆたか」から抽出した『豆乳由来高純度イソフラボン』が、肌のバリア機能を強化することを明らかにしました。この研究は、シスタチンAというタンパク質が肌のバリア機能に重要な役割を果たすことを発見したことに端を発しています。最近のプロテオーム解析技術を活用して、シスタチンAの増加がバリア機能を向上させ、保湿にも寄与することが確認されたのです。
研究背景
皮膚のバリア機能は、外的刺激から肌を保護し、水分を保持するために欠かせない役割を果たします。しかし、バリア機能が低下すると、乾燥や炎症などの肌トラブルが引き起こされることが多々あります。特に、近年は紫外線や乾燥、大気汚染などの影響が肌に及ぼすことが広く認識され、バリア機能の重要性が高まっています。
このような背景のもと、ノエビアグループは長年の研究を通じて、豆乳のもつ美肌成分に注目し、特に『豆乳由来高純度イソフラボン』がバリア機能を改善する可能性を追求してきました。
シスタチンAの発見
研究において、シスタチンAは表皮の角化細胞に多く存在し、細胞間接着において重要な役割を果たすことが明らかになりました。研究チームは、成人の肌を対象に、シスタチンAの量と経皮水分蒸散量(TEWL)との相関関係を調査しました。その結果、シスタチンAの増加がバリア機能の改善に寄与することが分かりました。
大豆イソフラボンの新たな可能性
2022年には、九州産の丸大豆「ふくゆたか」から独自に開発した『豆乳由来高純度イソフラボン』が、シスタチンAの増加を促進する効果を確認しました。この発見は、大豆イソフラボンが肌のバリア機能を支え、外的刺激に強い肌を作るための新たなアプローチになることを示唆しています。
実証試験の結果
さらに、ノエビアグループは『豆乳由来高純度イソフラボン』を配合した製剤を用いて、肌バリア機能の強化を実証するための試験を行いました。1ヶ月間にわたる連用試験の結果、製剤を使用した群で経皮水分蒸散量が減少し、皮膚のバリア機能が向上したことが確認されました。この結果は、角層の保湿状態の改善に寄与することが期待されます。
今後の展開
今後、ノエビアグループはこの研究成果をもとに、肌のバリア機能に着目した新たなスキンケア製品の開発を進めていく予定です。独自の精製技術によって得られた『豆乳由来高純度イソフラボン』を使用し、外的刺激に負けない、強くうるおいのある肌を実現するための道を模索します。研究結果は、2026年の「第26回日本抗加齢医学会総会」にて発表される予定です。ノエビアグループは、肌本来の力を引き出し、人々の生活の質を向上させることを目指して、さらなる研究と開発に取り組んでまいります。