エアコン節電効果
2025-11-28 11:48:47

シャープとドコモが実証したエアコンの消費電力削減効果についての全貌

シャープとドコモ、エアコンの省エネ実証実験を実施



2023年11月28日、シャープとNTTドコモが共同で行った家庭用エアコンのデマンドレスポンス(DR)制御に関する実証実験の結果、約33%の消費電力削減効果が確認されたことが発表されました。この実証実験は、昨年の7月から今年の9月にかけて行われており、家庭内のエネルギー管理をより効率的に行うための重要なデータを提供しています。

DR制御とは何か


DR制御とは、電力を需要と供給のバランスを取るために、消費パターンを調整する技術です。具体的には、供給状況に応じて電力の使用量を減少させることを目的としています。近年、特にエネルギー効率や環境への配慮が求められる中、この技術の重要性は増しています。

実証実験の内容


今回の実証実験は、ドコモが提供する電力プラン「ドコモでんき」を通じて行われました。シャープのエアコンを利用し、昨年の夏・冬と今年の夏の三回にわたり、実験が実施されました。参加者からは95%以上が「快適性に問題がない」との回答があり、節電効果と快適性の両立を初めて確認しました。

特に昨年の夏季実証では、参加世帯平均で約33.5%の消費電力削減効果が得られ、室内環境を保持しながら電力を効率よく使用する手法が実証されました。また、冬季においても同様の効果が確認されています。

アルゴリズムの工夫


今年の猛暑を受けて、参加者の安全性を考慮した新たなアルゴリズムを加えたことで、さらなる消費電力削減を実現。今回は各世帯平均で約33.2%の電力削減が確認され、猛暑の中でも快適な室内温度を保つニーズに応えています。

今後の展開


これらの成果を受け、ドコモは来年3月から「ドコモでんきエコ得プログラム」の自動エコモードに、シャープ製のエアコンを新たに追加する予定です。これに伴い、シャープは「エアコン以外の機器や蓄電池も制御対象に加えることを目指す」との意向を示しています。

カーボンニュートラル社会への貢献


エネルギーマネジメントシステムを通じて、快適性を保ちながらも効率的に電力を管理することで、カーボンニュートラル社会への移行に寄与することが期待されます。

詳細情報については、シャープの公式ニュースリリースを参照してください。今後、家庭の省エネに向けた新たな技術の展開に、ますます注目が集まっています。


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