SHIROが韓国でポップアップストアをスタート
2025年12月11日(木)から17日(水)の期間、韓国・THE HYUNDAI SEOULのB2Fで初となるSHIROのポップアップストアがオープンします。ブランドならではの「借りて返す、そして捨てない」というコンセプトに基づいて、廃棄物を積極的に活用した店舗づくりが展開されます。
このポップアップストアは4月にオープンした韓国・聖水に続くもので、12月9日(火)には韓国で2号店となるLOTTE WORLD MALLもオープン予定です。これにより、韓国のお客様との新たな出会いの場を作ることを目指しています。SHIROは、その地域の歴史や文化を尊重するためにフィールドワークを行い、店舗のデザインや運営に生かしています。
フィールドワークから得たインスピレーション
今回のポップアップストアに向けたフィールドワークでは、特に文来洞(ムンレドン)を訪れる際に、地元の金属加工工場で作業されている様子を見学しました。そこでは精巧に製造されたパイプが多く積まれており、これまでのものづくりに対する丁寧な姿勢が強く印象に残りました。捨てられる運命にあった資材を見つめ直し、「借りて返す、そして捨てない」という理念を店舗づくりへとつなげるきっかけとなりました。
また、中間処理場での訪問により、廃棄物処理の現実を知ることができました。待機小屋が独自に作られており、使われている廃材は整理されてあり、非常にクリエイティブな発想が見受けられました。このような経験を通じて、SHIROは持続可能な社会に貢献する店舗づくりを志しています。
店舗の資材としての廃棄物
ポップアップストアでは、廃棄物を新たな資源として再利用する試みが注目です。具体的には、以下のような資材が使用されます。
1.
木材
- ソウル市内の印刷所で得られた木製梱包材やパレットを集合させ、什器やカウンターに加工。
2.
鋼材
- ムンレドンの鉄工所から借りた端材は、ディスプレイやストックボックスに活用され、製品の美しさを引き立てます。
3.
塗料
- 残った一斗缶から調色された特別な塗料が選ばれ、什器やパレットの塗装に使用されています。これにより、捨てられる運命の塗料を再生させました。
このように、廃棄物をクリーンな形で店舗の一部として取り入れ、環境への配慮を促進しています。
未来を見据えたデザイン
店舗のインテリアデザインはDRAWERSの小倉寛之さんが手掛けており、「つくる責任」を意識した創造的な空間を設計しています。新しい資材も使用しつつ、これらは次の店舗でも活用されることが計画されており、持続可能な設計が目指されています。
さらに、SHIROはポップアップストアの開店に合わせて、韓国限定の新しい香り「スズラン」のアイテムもリリースします。オードパルファン、ボディミスト、ハンド美容液などが揃い、韓国のお客様に幸運を運ぶ「スズラン」の香りを楽しんでもらうことを目指しています。
ポップアップストアの詳細
- - 日程: 2025年12月11日(木)~17日(水)
- - 所在地: ソウル特別市永登浦区汝矣大路108 B2F
- - 営業時間: 月~木 10:30-20:00、金~日 10:30-20:30
新しいキャッチフレーズに掲げたポップアップストア「SHIRO THE HYUNDAI SEOUL」は、ただの店舗ではなく、未来を考え、地域社会にも貢献するサステイナブルな体験を提供します。ぜひ、ここでしか手に入らないアイテムを手にとってみてください。