ヴァレクストラ 2026年春夏コレクションの魅力
2026年春夏の新たなコレクション、「Valextra Anatomy: A Study of Movement」が、ヴァレクストラから発表されました。このコレクションは、持ちやすさと動きやすさを追求し、新しい素材を駆使して構成されています。ブランドの根底にある「日常の動きに応える」という理念が、今回も引き続き表現されているのです。
新素材の可能性
コレクションのテーマは「新素材」。質感豊かなセンソーヌバックとリサイクルナイロンが組み合わされ、従来のレザー製品に新たな柔らかさとしなやかさが加わります。これにより、ブランドを象徴する洗練されたシルエットがさらに引き立てられています。
特に注目なのは、アイコニックな「イジィデ」シリーズから登場した新作「イジィデ エディター」。このバッグは、その横長でゆとりのある構造により、必需品を超えたアイテムも収納可能。一方で、「イジィデ ティン」は小型のバッグとして小さなものを持ち歩くのに最適で、幾何学的な形状に柔らかさを加えています。これらのバッグは、ハンドキャリーやショルダーとしても使える多彩なスタイルを提供し、ブランドのシンボルであるツイストロックも健在です。
環境配慮と機能性
また、リサイクルナイロン「ECONYL®」を使用した「アソルート」コレクションには、ユニセックスなデザインの新モデルが追加されました。このシリーズには、トートバッグやバックパック、そしてヨガマット用ストラップ付きジムバッグが含まれています。デザインは日常の動きにフィットする機能性を重視しており、小物類も豊富に揃っています。ストラップ付きメガネケースやカードホルダーなどは、機能性と環境への配慮が見事に融合しています。
発表イベントの魅力
この新コレクションは、ミラノのマンゾーニにある旗艦店で発表され、高度な演出が施された空間で見ることができました。光のボックスが素材の異なる表情を際立たせ、厚みのあるモノトーンカーペットが抽象的な世界感を演出しています。訪れる人々は、視覚だけでなく触覚でも楽しめる体験が用意されており、ブランドの魅力を全身で感じることができました。
さらに、展示された新作アート「イジィデ アナトミー」は、ブラックとホワイトのイジィデバッグを要素ごとに分解して魅力的に表現しています。ブランドの伝統と革新を追求する「Present Continuous」というテーマが、ウィンドウディスプレイにも視覚的な魅力を添えて完成されています。これによりヴァレクストラの製品が過去の枠を超え、未来へと進化している様子が感じられます。
ヴァレクストラ CEOのグザヴィエ・ルゥジョーは、「私たちは創業以来、日常の動きを観察し、それに応じてレザーブランドとして存在し続けてきました。今回のコレクションもその理念を受け継ぎつつ、新素材によってアイコンを進化させることで、お客様の個性に寄り添うことを目指しています。」と語っています。
この春夏コレクションは、まさに新たなスタイルの提案と洗練されたデザインが見事に融合したものとなっています。初夏の装いに、ヴァレクストラの新作コレクションを取り入れることで、毎日にさらなる彩を加えることができるでしょう。ぜひ、チェックしてみてください。