ビクターエンタテインメントが挑む地域特化型レコードレーベル
ビクターエンタテインメント株式会社が、2027年に創立100周年を迎えるにあたり、新たなプロジェクトを発表しました。これは、日本で初となる“地域特化型レコードレーベル”の立ち上げです。このプロジェクトは、地域の文化と才能を育て、音楽を通じて新しいコミュニティを形成することを目的としています。
地域ブランディングの新しい形
今回の取り組みの一環として、最初のレーベルが北九州市との共同で立ち上げられました。その名も「STEELING SOUND」。5月28日には福岡県北九州市役所で共同記者会見が行われ、ビクターエンタテインメントの代表取締役社長・小野 朗氏と北九州市長・竹内和久氏が出席し、地域のクリエイティブ人材育成やコミュニティ創出に向けた連携の協定が締結されました。
ビクターエンタテインメントは「Good Music, Good Culture」を掲げ、エンターテインメントの力で地域に貢献することを目指しています。このレーベルが目指すのは、ただの音楽配信にとどまらず、地域に基づいたコミュニティの形成です。地元の才能と文化が結びつくことで、持続的に感動が生まれる場所を創出します。
音楽で地域とつながる
「STEELING SOUND」とは、かつて鉄の町として栄えた北九州市が、ビクターエンタテインメントの音楽と融合し、地域の新たな文化を発信することを意味しています。このレーベルは、アーティストのオーディションやロゴ公募など、地域の参加型イベントを通して、多くの人々に音楽とクリエイティブな活動に関わる機会を提供します。
地元のミュージシャンが心を込めて制作した楽曲は、地域から全国、さらには世界へと発信されることになります。この過程が地域に誇りをもたらし、次世代の才能を育む循環を生み出すことを期待しているのです。
様々な才能を発掘するオーディション
「STEELING SOUND」では、音楽活動を希望するミュージシャンに向けたオーディションが行われます。応募者は、自身のオリジナル楽曲をSNSや音楽配信サービスを通じて発表し、そのデータを送信する形式となっています。音楽のジャンルやスタイルを問わず、地域ならではの表現を通じて新しい才能を発掘し、育成する取り組みにも力を入れています。
また、レーベルのロゴを募集するクリエーター部門も設置。地域のデザインセンスを活かした作品の応募も受け付けています。このように、多様な才能が集まることで、地域の音楽シーンは一層豊かになることでしょう。
未来に向けての挑戦
ビクターエンタテインメントの小野 朗社長は、地域のリアルなコミュニティと向き合い、音楽の力でエコシステムを作り上げることが、次の100年に向けた挑戦だと語ります。また、竹内和久北九州市長も地域から音楽の発信を強化することで、才能が集まる場所へと変えていくことを強調しています。
この地域特化型レコードレーベルを通じて、北九州市が「音楽を聴く街」から「音楽を発信する街」として新たな価値を創出する姿勢は、他地域への良い影響を与えることでしょう。音楽を通じて地域の未来を共に築いていく挑戦に、私たちも期待したいものです。