音楽の裏側を知るオンライン講座
音楽ファンなら誰もが耳にしたことがあるヨハン・シュトラウス。彼のロマンティックなワルツの音色は、ウィーンの美しい舞踏会を思い起こさせます。しかし、シュトラウスはかつて、ウィーン・フィルから顧みられることのない存在でした。この度、音楽プロデューサーであり文筆家の渋谷ゆう子さんが、その意外な歴史と、シュトラウスがどのようにしてクラシック音楽の巨星となったのかを紐解くオンライン講座が開催されます。
開催概要
本講座「嫌われたワルツ王!? ― シュトラウスとウィーン・フィルの意外な関係」は、2025年10月25日(土)16時から17時30分まで、オンラインで配信されます。見逃し配信も行われ、講座終了後も一定期間、視聴可能です。事前の登録が必要なため、参加を希望される方は早めに申し込みを。
講師の紹介
講師を務める渋谷ゆう子さんは、クラシック音楽界で多くの実績を持つ音楽プロデューサーです。株式会社ノモスの代表取締役として、国内外のオーケストラの音源制作やコンサートの企画運営を手がけており、ウィーン・フィルへの密着取材や関連図書の執筆でも知られています。著書には『ウィーン・フィルの哲学』をはじめ、『揺らぐ日本のクラシック』や『生活はクラシック音楽でできている』などがあり、その知識と経験は信頼のおけるものです。
シュトラウスとウィーン・フィルの深い関係
シュトラウスは、ワルツ王としてその名を知られている一方で、ウィーン・フィルとの関係は決して良好ではありませんでした。彼が活動していた時代、ウィーン・フィルはシュトラウスの音楽を“流行音楽”として位置づけ、敬遠していました。彼の音楽がなぜ拒まれ、どのようにして後に認識される伝統へと変わったのか、その背景やエピソードは、多くの音楽ファンにとって知られざる真実です。
本講座では、シュトラウスの名曲を通じて彼の音楽の魅力や、ウィーン・フィルとの意外なエピソードを探っていきます。初心者でも楽しめる内容となっているため、クラシック音楽に興味がある方なら誰でも気軽に参加できます。音楽の歴史を知り、シュトラウスの名曲に触れる素晴らしい機会です。
お問い合わせ・申し込み方法
詳しい情報や申し込みについては、
NHK文化センター浜松教室の公式ページをご覧ください。受講料は3,300円(税込)、会員と一般で同価格です。興味のある方はぜひ、参加を検討してみてください。音楽の新たな一面を発見する旅に、ぜひ一緒に出かけましょう!