KADOKAWAが東南アジア最大のアニメイベントを運営するSOZOを子会社化

KADOKAWAがSOZOを子会社化！東南アジアでの影響力強化へ

KADOKAWAは、2025年11月に東南アジア最大のアニメイベント「アニメ・フェスティバル・アジア」（通称「AFA」）などを手掛けるSOZO Pte Ltd（シンガポール）を子会社化することを発表しました。この動きにより、KADOKAWAは日本のエンターテインメントを海外でさらに積極的に展開していく計画です。

SOZOとは？

SOZOは、日本のアニメや音楽コンテンツを東南アジアで広める先駆者として知られています。2008年から始まった「AFA」は、シンガポールを中心にインドネシア、マレーシア、タイ、香港などで開催され、数多くのファンを集めてきました。これまでに約300万人を動員し、様々なアーティストのパフォーマンスやトークショーが行われ、多様な日本のポップカルチャーを紹介する場となっています。

経済成長と日本コンテンツの人気

東南アジアでは、経済成長が著しく、日本のポップカルチャーへの関心も高まる一方です。アニメや漫画、ゲーム、音楽といった様々なメディアが広く支持されており、最近では他業種とのコラボレーションも増加傾向にあります。このような背景において、KADOKAWAはSOZOとの提携を通じて、日本コンテンツの存在感を一層強化しようとしています。

子会社化の意義

KADOKAWAは、SOZOを子会社化することで、「AFA」による大型アニメイベントの強化や、日本のアーティストによる音楽ライブ、その他のIP関連イベントを通じて多様なメディアミックス展開を進め、収益の拡大を図ります。また、クリエイターやアーティストの海外公演の機会を増やし、アジア市場における才能の発信力も強化します。

KADOKAWAの代表、夏野剛氏は、「長年の信頼できるパートナーであるSOZOをグループに迎え入れることができ、大変嬉しく思います」とコメントしており、今後のグローバル展開について期待を寄せています。また、SOZOの創業者Shawn Chin氏も、KADOKAWAに敬意を表し、協力を通じてさらなる成長を目指すとしています。