社員食堂で楽しむサステナブル野菜!LEOCとIHIの新プロジェクト
株式会社LEOCがIHIグループとの協力を通じて、社員食堂でサステナブルな野菜を使用したメニューを試験的に提供するプロジェクトが始まりました。これは、2025年の1月27日と28日、東京のDD南口ビルにて行われるもので、いわゆるアクアポニックスと呼ばれる新しい農法で栽培されたリーフレタスが使われます。
IHIグループとLEOCの連携の背景
このプロジェクトは、2018年に福島県相馬市に設立された「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」の活動の一環です。このセンターは、カーボンニュートラルな社会の実現を目指し、再生可能エネルギーの活用や水素の製造に関する研究を行っています。特に、水産養殖と水耕栽培を組み合わせたアクアポニックスの実証実験が進められています。
LEOCは全国に3,000以上の食堂や医療機関で食事を提供する企業で、持続可能な社会の実現に寄与するため、アクアポニックスで栽培されたレタスを取り入れることにしました。LEOCは「2030年までに、毎日100万食の心と身体を満たす食体験を提供する」という目標を掲げています。
アクアポニックスとは
アクアポニックスは、魚と植物の共生型の循環農法です。このシステムでは、魚が生み出す排せつ物が水中のバクテリアによって分解され、植物が吸収できる栄養素へと変換されます。そうして成長した植物は水を浄化し、その水は再び魚の水槽に戻ります。このサイクルにより、水の使用量が大幅に削減され、環境に優しい農法となっています。
お客様の声
今回の試験導入に際して、LEOCが運営する社員食堂では、お客様からのフィードバックを集めました。47人のお客様からは、「リーフレタスがとても柔らかくて美味しかった」「サステナブルな取り組みを応援したい」といった好評の声が寄せられました。また、約9割のお客様が今後のランチでもこのサステナブル野菜の提供を期待しているとの結果も得ました。
LEOCの企業理念
株式会社LEOCは、全国で最も多くの事業所で食事を提供する企業のひとつです。1983年に設立されて以来、あらゆる世代の方々に健康で豊かな生活を提供すべく努力してきました。「お客様に喜びと感動を」「パートナーに成長と幸福を」「社会に貢献を」という理念のもと、一人ひとりを大切にし、持続可能な社会の発展に寄与することを目指しています。特に、健康的でおいしい食事を毎日楽しむためのシステムを構築し、社員食堂や医療機関など、様々な場面で活躍しています。
終わりに
アクアポニックスとLEOCのコラボレーションは、持続可能な食生活を提案する新たな試みです。このようなイニシアティブが広がることで、私たちの生活が豊かになり、地球環境への負担が軽減されることを期待したいですね。今後もこうした取り組みに注目し、健康的でサステナブルな食事を楽しむ機会を増やしていければと思います。