平和を音楽で伝える
2025-03-24 20:32:52

戦後80年を迎えた平和の祈りを音楽で伝えるコンサートが開催

戦後80年祈念コンサートのご案内



平和を願い、音楽を通じて民族の和解を促進することを目的に活動するバルカン室内管弦楽団が、2025年5月に日本にやってきます。特に今回は、被爆ピアノとの共演が行われ、戦後80年の歴史を振り返る意味でも貴重な企画となっています。全ての人々に音楽を通して平和の祈りを届けたいという熱い想いが込められたこのコンサートを、詳細にご紹介します。

コンサートの背景と意義



バルカン地域は、長年にわたり激しい民族紛争にさられてきました。その経験から、オーケストラの音楽監督である栁澤寿男氏が地域の和解を目指して設立したのがバルカン室内管弦楽団です。2009年には、コソボのミトロビッツアで行われたコンサートが「奇跡のコンサート」として世界に広まり、以降さまざまな国際的な舞台で演奏を重ねてきました。

今回のコンサートは、特に感動的な要素が盛り込まれており、被爆ピアノの使用もその一部です。このピアノは、広島・宇品で被爆したものであり、数奇な運命を経て今もその音を奏でています。このピアノの演奏を通じて、音楽の持つ力と、平和への渇望が表現されます。

2025年公演日程



  • - 東京公演
日時: 2025年5月15日(木) 19:00開演
場所: 杉並公会堂
指揮: 栁澤寿男
ピアノ: 吉村美華子
料金: 一般5000円、高校生以下1000円
詳細はこちら

  • - 鎌倉公演
日時: 2025年5月16日(金) 19:00開演
場所: 鎌倉芸術館
指揮: 栁澤寿男
ピアノ: 川田健太郎
料金: 一般3500円、U-24 1000円
詳細はこちら

平和をテーマにした特別対談



コンサートの5月15日には、平和祈念対談が行われます。ピースメッセンジャーとして小澤幹雄さんを迎え、彼の戦争経験や、音楽との関わりについてのお話が予定されています。この対談を通じて、戦後の歴史や家族での体験がどのように現在に引き継がれているのかを深く知ることができる貴重な機会です。

また、5月16日の鎌倉公演でも、落語家の立川志の輔さんとフルート奏者の藤井隆太さんと共に「笑いと健康」をテーマにした対談が行われる予定で、楽しいトークが期待されています。

プログラムに込められた想い



プログラムの中で、特に注目すべきは、ベートーヴェンの交響曲第5番とサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番です。栁澤氏はベートーヴェンの交響曲を「人類が作り出した最高の芸術」と称し、その響きが平和を願う多くの人々に希望を与えると語っています。

一方、サン=サーンスの作品は、異文化間の尊重を表現しており、まさにバルカン室内管弦楽団の理念とも合致します。これらの音楽がどのように聴衆に響くのか、大いに期待されます。

まとめ



このコンサートは、ただの音楽イベントだけではなく、戦後の歴史を振り返り、未来への平和の願いを共有する場となります。音楽を通じて平和を築くというメッセージを持って、ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいと思っています。詳細はそれぞれの公演のHPをご確認の上、ぜひ参加を検討してください。音楽が持つ力で、心を一つにする瞬間を体験しましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: バルカン室内管弦楽団 被爆ピアノ 戦後平和

トピックス(音楽)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。