市川由紀乃、母からの手紙に涙。歌手復帰の感動秘話

8月25日に放送されたBS日テレの「歌謡プレミアム」では、市川由紀乃が9ヶ月の病気療養から復帰し、華々しく歌手活動を再開しました。番組のテーマは「私を支えた贈り物」。市川は、その支えとなった様々な方々との思い出を語りながら、新曲「朧」を熱唱します。

復帰第一作「朧」に込められた想い

市川由紀乃が復帰作として選んだのは、松井五郎さんの作詞と幸耕平さんの作曲によるバラード「朧」。市川はこの曲について「病み上がりだから優しいバラードをお願いしたが、強い女性の歌を歌いたいと願った」と語りました。この思いに応える形で、幸耕平さんは市川の要望を取り入れた力強い楽曲に仕上げてくれたそうです。

「この歌で頑張るんだと、また歌える喜びを感じられる」と感極まった様子で話す市川の表情は、ファンの心を強く打ちます。

仲間たちからの支え

闘病中、市川は多くの歌手仲間から元気をもらったことを明かしています。特に三山ひろしとのコンサートを目標として、自身の回復に向けて努力してきたと語ります。「そのステージに立つために、声がちゃんと出せる状態に戻す」という信念が彼女を支えていたのです。

また、先輩である由紀さおりのサポートも忘れてはいけません。入院中から連絡を取り合い、彼女の言葉に助けられた経験を振り返ります。復帰コンサートでは、由紀さおりがサプライズで登場し、愛情あふれる言葉をかけてくれたとのこと。市川はその温かな支えが、自身にとってかけがえのないものであったと強調しました。

母の無償の愛

そして何よりも市川を支えた存在が母・榮子さんです。彼女は市川を元気づけるために、常に明るい雰囲気を保ち、時にはユーモアを交えて笑わせてくれたと語ります「母がいたから今の自分がある」と言い切る市川の言葉には、深い感謝の念が感じられます。その母のために選んだ曲は、「なみだの桟橋」。心のこもった熱唱は、多くの視聴者の心にも響いたことでしょう。

感動のサプライズ

番組の最後には、母からの手紙がサプライズとして用意されていました。母の愛情あふれるその手紙に、市川は涙を流し、視聴者も感動の渦に包まれる場面が描かれました。

市川由紀乃の復帰は、単なる歌手活動の再開ではなく、彼女自身の人生の新たなステージの幕開けを感じさせるものでした。これからも彼女の歌声が、多くの人を勇気づけることを願っています。