横浜市が進める新しいエコ活動
横浜市が推進するリサイクルの取り組みがさらに進展しました。今回は、森永製菓株式会社とテラサイクルジャパン合同会社との連携によって開催される「inゼリーリサイクルプログラム」についてご紹介します。このプログラムは、飲んだ後のパウチタイプゼリー飲料の空き容器を回収し、新たなプラスチック製品へとリサイクルする取り組みです。
リサイクルプログラムの目標
このプログラムの大きな目標は、横浜市が掲げる「SDGs未来都市」としての継続的なリサイクル活動の促進です。特に「inゼリー」のような身近な製品のリサイクルを通じて、地域住民にも環境意識を高めてもらうことを目指しています。
2021年9月からの活動を通じて、横浜市内の公共施設や学校で徐々に展開を広げています。その結果、2025年8月時点で約1,571kgもの空き容器が回収されました。この取り組みにより、多くの人々が環境問題に注目し、一緒に行動を起こすきっかけとなることを期待しています。
鶴見スポーツセンターでの回収開始
プログラムの一環として、鶴見スポーツセンターに回収ボックスが設置され、10月6日から空き容器の回収がスタートしました。センターの所長である根崎和子さんは、「私にとって身近な製品のリサイクル活動に協力できることは非常に嬉しい」と語っています。地域の方々と一緒に、この取り組みを進めていく意気込みを見せました。また、スポーツセンターを訪れる多くの方にも、ぜひ参加してもらいたいと呼びかけています。
プログラムの参加方法
「inゼリーリサイクルプログラム」では、購入店舗やメーカーを問わず、回収対象のゼリー飲料の空き容器を集めています。横浜市内、特に公共施設への設置を通じて、環境保護への理解を深めてほしいとの意向です。そして、回収した容器から製作されたトングも、各施設に寄贈される予定です。
「プロギング」イベントの開催
さらに、リサイクル活動をより身近に感じてもらうため、プロギングという新たなスポーツイベントも企画されています。これは、ジョギングをしながらごみを拾う活動で、健康促進と環境美化を同時に達成するものです。鶴見区でのイベントは2025年11月16日に開催され、参加は無料。地域の人々と一緒に楽しみながら、環境意識を高めていく機会となるでしょう。
一方、全国各地でも「森永製菓inゼリープレゼンツ エンジョイプロギング」が行われ、参加者はリラックスした雰囲気でおしゃべりしながらごみ拾いを楽しめます。
まとめ
次世代を担う子どもたちのためにも、持続可能な社会の実現には一人ひとりの意識と行動が求められます。この横浜市と森永製菓が手を組んだ取り組みは、そんな持続可能な未来への第一歩となることでしょう。まだ参加したことのない方も、ぜひお近くの回収ボックスを利用してみてください。自分の行動が環境を守ることに繋がると知ることで、きっと新たな発見があるはずです。