ファンケルのサプリ技術
2025-11-14 11:43:29

ファンケルが発表した新しいサプリ設計技術とその成果

ファンケルが発表した新しいサプリ設計技術とその成果



株式会社ファンケルは、「日本薬剤学会第40年会」において、自社の製剤開発に関する優れた成果を発表しました。4つの演題がポスター発表され、飲みやすさや吸収性、さらには安定供給に向けた新たな技術的知見が明らかにされました。これにより、より快適に使用でき、効果を実感できるサプリメントの提供が可能になると期待されています。

飲みやすさの追求


最初の演題は、サプリメント錠剤の飲み込みやすさを検討するものでした。お客様からのアンケートによると、7割以上の利用者が「飲み込みやすさ」を製品選びの重要項目としています。ファンケルではこの「飲みやすさ」を追求し、過去には粒のサイズや数量を減らす取り組みを行いました。今回の研究では、さらに錠剤の形状や舌触りに焦点を当て、その改善を図っています。

形状と舌触りの影響



一般的なサプリメント錠剤は、上下がなだらかに曲がった形状をしています。研究ではこの曲面の滑らかさを調整することで、飲みやすさにどのように影響を与えるかを評価しました。結果として、より丸みを帯びた形状の錠剤が好まれることが判明し、飲みやすさが向上しました。また、錠剤の表面に施すコーティング剤の厚さも重要で、コーティング量が増すことで飲みやすさが向上することが明らかになりました。この知見は、ファンケルの「プレミアムカロリミット」の開発にも役立てられています。

酸性環境への対応


次に、酸性環境に対応したキトサン配合錠の設計について発表されました。一般的には、錠剤がどれだけ早く崩れるかを水を用いて確認しますが、ファンケルはさらに踏み込んで、胃の酸性を模した液体を用いた評価を行いました。この研究により、酸性環境下でのキトサン配合錠の溶け方がわかり、安定的に崩壊する錠剤の設計に成功しました。この取り組みは「カロリミットシリーズ」にも応用されており、身体の中で効果的に働く製品の品質が実現されています。

製品の安定供給に向けた研究


ファンケルは、製品の安定供給に関する技術研究も発表しました。この研究では、サプリメント製造の過程において発生する障害を予測する技術や、ソフトカプセルの製造評価法について紹介されました。これらの研究により、製品化のスピードやコスト削減、均一な品質の実現を目指しています。

お客様への思い


ファンケルは、優れた成分配合に加えて、製剤設計の重要性を認識しています。「どんなに素晴らしい成分があっても、適切な設計がなければ効果を実感できない」という理念のもと、ユーザビリティと吸収性を重視した研究を行ってきました。今回の発表もその一環であり、顧客から信頼される高品質なサプリメント作りに貢献しています。今後も効果的に成分を活用できるよう、製品の質を更に向上させていく方針です。

これらの新しい技術は、日々の健康維持に役立つサプリメントを提供するためのファンケルの情熱を示しています。より快適で効果的な製品づくりのために、引き続き注目していきたいところです。


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