美容医療界の未来を切り拓く吉田由佳医師の講義報告

2025年5月23日と24日に、グアム大学生医科学部研究室で開催された「第9回CSAC解剖実習」に注目が集まりました。この実習は、美容医療に携わる医師たちが集まり、顔面解剖についての知識を深めることを目的としています。医療法人敬愛会の吉田由佳医師は、特別講義に登壇し、スレッドリフト（糸リフト）に関する深い洞察を提供しました。

姿勢の変化！解剖学の重要性

吉田医師は、美容外科および美容皮膚科における豊富な経験を活かして、「11年の進化と挑戦：スレッドリフトの真実」というテーマで講演を行いました。彼女は、自身の医師としてのキャリアだけでなく、女性として結婚や出産を経験してきた実体験を交えながら、美容医療の本質に迫りました。

講演内では、スレッドリフトの具体例を多く紹介し、その効果だけでなく課題についても、隠すことなく言及しました。特に、安価な施術に潜む“解剖学を理解しない医師による治療”の現実を問題視し、美容医療業界についての危機感を強調しました。彼女は、解剖学的知識なしに施術が行われることが実際に美の安全性を損ねる可能性があることを示しました。

教育への情熱！THE THREAD BEAUTY ACADEMYの始動

これらの問題に対処するため、吉田医師は新たな取り組みとして、《THE THREAD BEAUTY ACADEMY》を立ち上げました。これは、糸リフトに特化した無料の動画教材プラットフォームで、医師が自由に学べる環境を提供します。

アカデミーでは、以下のような内容が含まれています：

- 糸の構造や特徴
- 症例の解説
- デザインのポイント
- 実際の施術風景

すべての医師が、自身のスキルやニーズに合わせて学ぶことができるように設計されています。吉田医師自らが、糸の選び方や施術のデザインについて具体的に解説し、実際の臨床現場に基づいた内容が盛り込まれています。

彼女は、「志ある医師がいるにもかかわらず、教育の場が不足している」と語り、正しい知識と技術を持った医師の育成こそが、患者一人ひとりに対する最適な医療の基盤であると訴えました。

医療法人敬愛会のメッセージ

医療法人敬愛会は、約20年前に奈良で誕生し、全国に5つの美容クリニックを展開してきました。「敬天愛人」の精神に基づき、世代を超えて安心して通える隠れ家的なクリニックを目指しています。

この組織では、低侵襲なアンチエイジング治療、特にスレッドリフトに注力し、日本の技術を国内外に広める使命を担っています。患者さんの美と健康を支える灯台の存在であることを理念に掲げています。

今後も吉田医師を中心に、美容医療の質向上と倫理の確立に向けて進んでいくことでしょう。